【格闘技】TBSプロデューサーが魔裟斗に懇願 「とにかく秒殺だけは勘弁してほしい」

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1THE FURYφ ★
秒殺は困ります。K-1「Dynamite!!」(31日、京セラドーム大阪)に出撃するカリスマ・魔裟斗に対し、
同大会を中継するTBSが頭を抱え込んでしまった。
「すぐに試合を終わらせるのだけは本当に勘弁してほしい。相手とはキャリアも違う。パンチを
打ち合っても十分に勝機はある。蹴りを全く出すな、とは言わないけど、ギリギリの試合をしてほしい。
何より谷川さん(K-1イベントプロデューサー)もそれを望んでいるでしょう。TBS井出雄一ディレクターは
思わずこうつぶやいた。
チェ・ヨンス(韓国)の負傷欠場で対戦相手は元ボクシング日本ミドル級王者・鈴木悟に変更となった。
鈴木が「俺はパンチでは倒れない」と豪語していることを知るや、魔裟斗の怒りは一気に爆発。この日の
公開練習で「だったらムチャクチャに蹴って、歩けないようにしてやる。俺にダメージが残らないようにね。
大みそかは消化試合だから」と蹴りによる秒殺を予告した。
魔裟斗は2004年大みそかの山本“KID”徳郁戦で、同年大みそかの格闘技戦争中トップの瞬間
最高視聴率31・6%を記録した。中継局にしてみれば、曙と双璧をなす視聴率男が一瞬で試合を
終わらせてはしシャレにならない、というワケだ。
井出ディレクターは面白い試合を見せてくれれば。とにかく秒殺は勘弁してほしい」と神妙な表情を
見せる。しかし土居進トレーナーは「蹴りの威力が上がった。一撃で終わってもおかしくない」と断言した。
果たしてTBSの願いは魔裟斗に届くのだろうか。

(東京スポーツ 12月29日(金)販売号より)