"Ultimate Fighting Championship : UFC Fight Night LIVE Sanchez vs. Riggs"
2006年12月13日(水)
米国・カリフォルニア州サンディエゴ:ミラマー海兵隊航空基地 第一格納庫
第2試合 ウェルター級 5分3R
○ブロック・ラルソン
×中村K太郎(和術慧舟會東京本部)
判定3-0 (28-29/28-29/28-29)
中村はラルソンのタックルを切れず、ケージに押し込まれてからテイクダウンを許す。
一本足を抜かれるも、その後は上手く相手をコントロールし、パウンドやヒジ打ちも
もらわない。
しかし、2Rも序盤は初回と同様に、ラルソンにパンチを振るわれ、タックルでケージに
押し込まれてしまう。その後、ブレイクがかかりスタンドの展開になると、ようやく中村の
パンチが当たるように。
最終回、打撃を嫌うラルソンがひたすらテイクダウンを狙い続ける。ここで中村の
ヒザ蹴りがラルソンにヒット。明らかに動きの落ちたラルソンを中村が打撃で仕留めに
かかるが、ラルソンは組み付いて金網に押し込み、時間の経過を待つ。
結局、このまま時間切れとなり中村は3者とも28-29の判定で敗れた。中村は
プロ総合初黒星。戦績は16戦13勝1敗2分に。
◆K太郎「疲れました。残念です。相手は打撃が堅かったのですが、タックルとの
コンビネーションが上手かった。体力もありました。力が強い選手で、テイクダウンを
許してしまいました。テイクダウンを防いで打撃で勝負し、上を取れればチョークを狙う
作戦だったのですが…。
お客さんの歓声が凄くで、やりやすかったです。動きが止まればブーイングだから
『動いてやろう』っていう気にもなりましたし。メインのサンチェズとか、24歳ですよね。
自分も2年後には、ああいう風になれるように体力をつけます。みなさん応援宜しく
お願いします」
◆セコンドを務めた礒野元「妥当な判定だと思います。ダメージそのものはラルソンも
かなり負っていたのではないかと思いますが、どちらの選手がやりたいことを
やり遂げたのか?と言う視点でみると、テイクダウンで中村を支配しトップをキープした
ラルソンが、試合をコントロールしているように見えましたから」
http://www.boutreview.com/data/reports05/061213ufc-ufn8.html