米タイム誌、「アジアの英雄」に王監督、黒澤明氏、マリオの生みの親・宮本茂氏らを選出
【バンコク=田原徳容】米誌「タイム」アジア版の最新号は、アジア版60周年を記念し、
「60年のアジアの英雄」を特集し、日本からは映画監督の黒沢明氏、
プロ野球ソフトバンクの王貞治監督、「スーパーマリオブラザーズ」など人気ゲームソフトを編み出した
ゲームデザイナー宮本茂氏ら、1国としては最多の13人を選んだ。
政治分野からの選出はゼロだった。
「英雄」に選ばれたのは、政治、ビジネスなど5分野で活躍した66人。
黒沢氏については「半世紀にわたりアジア映画界に君臨した」と見開きで写真を掲載した。
王監督は「ホームランの世界記録で国民の心をつかんだ」と紹介し、
「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で日本代表を世界一に導いた手腕も評価。
宮本氏は「ゲームという新興の芸術形式に最も創造的な衝撃をもたらした」と評した。
日本人ではほかに、指揮者の小澤征爾、建築家の丹下健三、デザイナーの森英恵、
山本耀司、三宅一生、川久保玲、アニメ映画の宮崎駿監督
ソニー創業者の盛田昭夫、井深大(まさる)、日清食品創業者会長の安藤百福(ももふく)の各氏が選ばれた。
日本以外では、ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんや、タイのプミポン国王らが選ばれた。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061108i513.htm?from=main5