マリナーズの山内溥(ひろし)オーナー(78)=任天堂相談役=が1日、
サンケイスポーツの取材に対して西武・松坂のポスティングに参加しない意向を明かした。
マ軍は獲得有力球団とみられていたが、来オフでイチロー外野手(33)との4年契約が終了。
イチローとの契約延長のため、総額100億円前後の資金が必要な松坂獲りを諦めた模様だ。
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松坂争奪戦の有力球団が消えた。マリナーズの筆頭オーナーである
任天堂の山内相談役が、京都市内にある本社の広報室を通じて入札に参加しないことを明かした。
「相談役からは『ポスティングに参加する気持ちがない』と聞いております」
マ軍撤退は、大リーグ関係者の間でも衝撃的なニュースとして広まった。
日本の選手がFAやポスティングでの大リーグ移籍を表明するたび、
マ軍は常に有力候補に挙げられてきたからだ。
30球団唯一の日本人オーナーというだけでなく、実際にポスティングでイチローの
独占交渉権を落札。メジャー最初の日本人野手を誕生させた過去もあり、
松坂争奪戦では他球団から「最もポスティングを熟知している」と警戒されていた。
3年連続でア・リーグ西地区最下位に終わったマ軍にとって、今オフの最重要課題は
手薄な先発投手陣の補強だ。松坂に関しては数年前から調査。
日本で最高の投手という評価をしていながら断念したのは
「イチローの残留問題が影響している」というのが複数の大リーグ関係者の見方だ。
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