何のためにテレビ出演したのか。
今年3月、ニューヨークの空港で現金約42万ドル(約4900万円)を差し押さえられた藤圭子(55)である。
22日に放送された「スタ☆メン」(フジテレビ)の独占インタビューに登場。
事件について初めて口を開いたが、その内容にはア然とするばかりだ。
久しぶりのテレビ出演に緊張したのか、藤は焦点が定まらずとにかく落ち着かない様子だった。
早口で「カジノの利用者が大金を持つのは当たり前」と語り、現金を麻薬犬がかぎつけたことに関しては
「麻薬なんて全く関係ない」とまくしたてた。藤が麻薬取引に関わったとは誰も思っていないわけで、
なぜわざわざ蒸し返すのか、こちらがポカーンだ。
事件当日、現金没収のトラブルに見舞われた藤は、カジノホテル従業員の携帯に電話して助けを求めたという。
「米国では、何千万円も使うような上客はカジノ側に自分用の口座を作り、まとまった額を預けておくことができる。
彼女がなぜ危険を冒してまで現金を持ち運ぼうとしたのかも疑問です」(カジノ事情通)
藤は自分のパスポートも公開した。そこにはパリ、モナコ、アムステルダム、シドニーなど、
世界各都市の出入国記録がギッシリ。それらの移動はすべてファーストクラスで、
宿泊先も超一流ホテルという。だから4900万円は持ち歩いても不自然な額ではないというのが
藤の言い分で、「飛行機代、ホテル代などで5年間で5億円は使った」そうだ。
娘の宇多田ヒカル(23)の事務所の役員を務める藤は、年間約1億7000万円の収入があるが、
庶民生活とはかけ離れた金銭感覚である。しかも、それを平然と語るとは――。
もはや常人には理解しがたいというのが正直な印象だ。
娘・ヒカルはどんな思いでこのインタビューを聞いたのだろうか。
【2006年10月25日掲載記事】
[ 2006年10月28日10時00分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/entertainment/story/28gendainet07021314/