【MLB】STL9-6NYM 田口が9回に勝ち越し本塁打!ナ優勝決定Sは1勝1敗のタイに★2
662 :
訳:
Taguchi stunningly becomes latest October hero
http://sports.espn.go.com/mlb/playoffs2006/columns/story?columnist=stark_jayson&id=2624779 永遠に生き続ける10月の記憶があります。あなたは、そういう出来事が起こることを目撃するのです。
目撃した多くの人たちが、そういう出来事が起きたことを証言できます。
歴史は常に、そういう出来事が起きたことを私たちに思い出させるのです。
そして、それでもまだ、あなたは自分に問いかけます。あれは本当に起きたのか?と。
金曜の夜、田口壮は、シェイスタジアムのフェンスを越える打球を放ちました。
そしてその打球は、これまでで最も説明のつかない10月の出来事にまつわる伝説の奥深くに落ちました。
田口壮が9回表に放ったホームランは、カージナルスにリードをもたらしました。
一体どうして?
この他に疑問はありません。
一体どうして、6月21以降レギュラーシーズンでホームランを打っていないこの男が、
カージナルスの浮き沈みの激しいシーズンの最も劇的なホームランを打つことになったのか?
我々は皆、シーズンの行方を決めるプレーオフの試合の9回に、
10月の決勝ホームランを最高のクローザーの1人であるビリー・ワグナーから
放ちそうな何人かのカージナルスの選手を思いつきます。
アルバート・プホルスを思いつきます。ジム・エドモンズを思いつきます。
ホアン・エンカナシオン、スコット・ローレン、クリス・ダンカン。
Red Schoendienstもまったくありえないわけではありません。
663 :
訳2:2006/10/15(日) 00:22:47 ID:1VNMZtea0
Taguchi stunningly becomes latest October hero
http://sports.espn.go.com/mlb/playoffs2006/columns/story?columnist=stark_jayson&id=2624779 しかし、実際にそれを放ったのはこの中の誰でもありませんでした。
もちろん。
田口壮だったのです。
田口?
一体どうして?
この他に疑問はありません。
そしてその答えはこうです。
「野球だから」。「10月だから」。
10月は、脚本は明らかにMadTVのスタッフによって書かれているようです。
論理が成り立っていません。
カージナルスがメッツに対して素晴らしい逆転勝利(9対6)を収め、ナショナルリーグ優勝決定シリーズを1勝同士のタイに持ち込んだ後、
カージナルスのキャッチャー、ゲーリー・ベネットが私に問いかけました。「毎年プレーオフになるとこういう出来事を見ないか?」と。
「去年のスコット・ポドセドニクとかさ?プレーオフでは、いつも誰かが奮闘するんだ、そしてそれはみんなが考えつく最後の男なのさ。でもこれは毎年起きるんだ。」
その通り。実にその通り。毎年起きるのです。それが私たちをプレーオフにひきつけるのです。それがプレーオフを素晴らしいものにしているのです。
このプレーオフで、田口壮はカージナルスのスタメンに1試合も入っていません。1試合も。
しかし、10月にカージナルスの誰がホームランを一番打っていると思いますか?
ニクい人達が比較されないように必死で工作してますね
665 :
訳3:2006/10/15(日) 00:24:48 ID:1VNMZtea0
Taguchi stunningly becomes latest October hero
http://sports.espn.go.com/mlb/playoffs2006/columns/story?columnist=stark_jayson&id=2624779 プホルスではありません。エドモンズでもありません。
みんなが考えつく男ではないのです。
素晴らしき田口壮なのです。
一体どうして?
4月から9月まで、田口は316打席で2本ホームランを打ちました。
プレーオフには、田口は2打席で2本ホームランを打ちました。
(田口は先週末にも代打として、対パドレスのシリーズにおける唯一の打席でホームランを打ちました。)
素晴らしい確率です。1打席に1本です。素晴らしい長打率です。4.000。
これら2つの記録は、絶対に破られません。全く、驚きです。
彼のアメリカにおけるキャリアで最高の夜の深夜過ぎに、
田口壮は、シェイスタジアムのインタビュールームの演壇に座りました。
彼は、質問されねばならない質問を受けました。
プレーオフに2本のホームラン。この点について、彼はどのように説明でしょうか?
「説明できません。」と田口壮は答えました。
「信じられません。誰が私がホームランを打つと想像しましたか?おそらく誰も想像しないでしょう。私も想像していませんでした。」
田口は今、37歳です。
今シーズンは、彼にとって、太平洋の向こう側である日本におけるオリックスブルーウェーブとしての10年間のキャリアに続く、
太平洋のこちら側における5年目のシーズンです。
666 :
名無しさん@恐縮です:2006/10/15(日) 00:25:50 ID:myGnJ5EL0
666 悪魔
667 :
訳4:2006/10/15(日) 00:26:49 ID:1VNMZtea0
Taguchi stunningly becomes latest October hero
http://sports.espn.go.com/mlb/playoffs2006/columns/story?columnist=stark_jayson&id=2624779 田口は、打撃成績より、背番号(背番号99)でよりよく知られています。
しかし今、もしカージナルスがこのままこのシリーズを勝ち抜けたとしたら、田口は他のことで知られるようになります。
今、田口壮は、彼の監督であるトニー・ラルーサに「おそらく私が所属したチームで最高の逆転」と言わせてしまうほど監督を興奮させたホームランによって、知られるようなります。
監督の言葉について考えるとき、トニー・ラルーサは13年間に3つのチームでプレーオフで96試合を采配したことを考慮すべきです。
昨年10月、プホルスがアストロズのクローザーであるブラッド・リッジからシーズンを救うNLCSホームランを放ったとき、
カージナルスの選手があのホームランより衝撃的な10月のホームランを打つことは想像できませんでした。
しかし、アルバート(・プホルス)を超えて、田口壮が衝撃的ホームランのリストのトップに立ったかもしれません。
「これは間違ってないと思うんだけど、」笑顔の遊撃手デビッド・エクスタインが続けます、
「アルバートがホームランを打つことを想像する人は、壮がホームランを打つことを想像する人より、たぶん多いね。」
「ある意味で、これはもっと衝撃的だ」とカージナルスのGMウォルト・ジョケッティは言います、
「だって、誰もこれを予想してなかったからな。アルバートが打ったホームランは、何度もメディアで繰り返し流されたよね。
壮がアルバートのホームランと同じくらい繰り返しメディアで報じられるかは分からない。でも、これは同じくらい劇的だよ。」
668 :
訳5:2006/10/15(日) 00:29:08 ID:1VNMZtea0
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http://sports.espn.go.com/mlb/playoffs2006/columns/story?columnist=stark_jayson&id=2624779 なるほど、どうやらここで真実を語る必要があるようです。
純粋なドラマとしては、壮のホームランはプホルスのホームランと同じくらい劇的というわけではありませんでした。
プホルスがホームランを打ったとき、カージナルスはプレーオフ敗退から1アウトのところまで追い詰められていました。
金曜日の9回の先頭打者として田口壮が打席に入ったとき、
カージナルスが3点差と2点差を2回追いついたことによって、
試合は同点でした。
ですから、壮のホームランはプホルスのホームランより劇的というわけではありませんでした。
ただ、もっと仰天するものでした。
今シーズン、ワグナーは後半戦に驚異的な活躍をしました。
オールスター後、ワグナーの防御率は1.99です。
ワグナーはドジャースとのプレーオフも含めて、21回連続してセーブに成功しました。
ワグナーは、試合に影響のあるホームランを2ヶ月半打たれていませんでした。
キャリア全体において、ワグナーは、田口壮にヒットを打たれていませんでした(5打数0安打1三振)。
「塁に出たことがなかったんです。」田口は言いました。「僕はいつも三振、ゴロ、フライ。。」
田口は3時間半以上もベンチに座り、気温が下がっていくのを見守り、出番を待っていたのです。
そして彼の出番は8回裏に来ました、が、田口はそれに対して準備ができていなかったのです。
カージナルスの選手たちはすでに守備位置についていました。
次のリリーフピッチャー、ジョッシュ・キネーはすでにウォームアップを終えていました。
669 :
訳6:2006/10/15(日) 00:31:08 ID:1VNMZtea0
Taguchi stunningly becomes latest October hero
http://sports.espn.go.com/mlb/playoffs2006/columns/story?columnist=stark_jayson&id=2624779 そして突然、試合の進行が止まったのです。
その遅延は、実質的に、「田口壮は一体どこに行ったんだ的遅延」でした。
その数分前、ラルーサは田口に、9回の先頭に代打で出すと伝えました。
田口壮は彼のバットを手に取り、スイングをするためにベンチの奥に入っていきました。
その後、ラルーサは、
守備の不安なクリス・ダンカンにかえて、田口をレフとの守備につかせることに決めました。
「トニーは私に『壮、レフトに行け』と言いました」と、田口は答えました。
「ですから、私は驚きました。『今っすか?』と聞いたら、トニーは『そうだ』と答えました」。
田口壮はバットを投げ捨て、彼のグローブを手にとって、ダッグアウトを飛び出して8回裏を守り、
そして歴史との待ち合わせ場所に向けて進んだのです。
ワグナーはあっという間に田口を2ナッシングまで追い込みました。
しかし、この夜の第2のあらすじは、メッツのピッチャーがカージナルスのバッターを打ち取るチャンスがあるときに打ち取れないことでした。
それはこの対戦でも同じでした。
670 :
訳7終:2006/10/15(日) 00:33:12 ID:1VNMZtea0
Taguchi stunningly becomes latest October hero
http://sports.espn.go.com/mlb/playoffs2006/columns/story?columnist=stark_jayson&id=2624779 田口はスライダーをファールし、フルカウントまでねばり、97mphの直球をファールで逃れました。
そして、ワグナーは、腰より少し高い98mphの直球を投げました。
田口はボールを強打せず、軽く打ちました。
ワグナーは空を見上げ、全く信じられない様子で打球を目で追いました。
それをしているのは、彼だけではありませんでした。
打球は伸びて、伸びて、伸びて、もっと伸びて、そしてアウェーチームのブルペンに落ちました。
何を考えていいのか分かりませんでした。
たった今起きたことを理解できませんでした。
田口壮でさえ、彼のキャリアにおける決定的な瞬間において、どのように反応すべきか分かりませんでした。
「何が起きたのか理解できませんでした」と田口は答えました。「何をすべきか分かりませんでした。ですから、とにかく走りました。」
その通り、田口は小走りしませんでした。彼は走りました。ベースを走り抜け、思いがけない10月のホームランヒーローの殿堂に入っていきました。
「これが10月に起きることなんだ」とカージナルスの故障中のジェイソン・イズリングハウゼンは言いました。
「全ての成績をドアの外に捨てるんだ。全ての数字を、ドアの外に捨てるんだ」。
しかし、もしカージナルスがこの試合に負けていたら、カージナルスもまた、ドアの外に捨てられるところでした。
試合に負けていたら、2週間半試合に負けていないメッツに対して2ゲーム差をつけられていたところでした。
「これは大きな勝利だよ」とエクスタインは言いました。「そう理解しよう。」
(・・・あとは田口に関係ない文が続くから訳終わり。)