PRIDE武士道〜其の十二〜が26日、名古屋市総合体育館レインボーホール
で行われ、ライト級王者・五味隆典(27=久我山ラスカルジム)がデビッド・バロン
(33=フランス)を1R7分10秒、裸絞めで撃破し、復帰戦を快勝で飾った。
4月に連勝を「10」で止められた火の玉ボーイが、約5カ月ぶりのリングで完全復活
を見せつけた。
ウエルター級GP2回戦は三崎和雄(30=GRABAKA)ら4選手が11・5同級GP
決勝戦(横浜アリーナ)進出を決めた。
完全復活した火の玉ボーイがリングにいた。
五味はゴングが鳴った直後からエンジン全開。
パンチ連打、ひざ蹴りでバロンを追い込んだ。
7分すぎ、グラウンドに持ち込んで背後を奪う。力を振り絞った裸絞めで相手は
たまらずタップ。文句なしの一本勝ちだった。
「僕の中では4月の印象はないので(昨年大みそか以来)8カ月ぶりって感じだった。
勝って本当によかった」
4月にアウレリオに一本負けを喫し、PRIDE連勝記録が「10」でストップしてから
約5カ月ぶりの試合だった。
屈辱の一戦を記憶の中から一時消去した。
本当は「不安だった」が、弱気はリングに持ち込まなかった。ひたすら前に出て、
王者の意地を見せた。
(中略)
10月にPRIDE初の海外興行のラスベガス大会、11月5日の横浜大会では初防衛
戦が濃厚だ。強行日程が待ち受けるが、誇りを取り戻した五味は、真の王者として
すべてを正面から受け止めるつもりだ。
ニュースソース
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2006/08/27/01.html