【サッカー/代表】ジーコの解任、W杯前に考えた=川淵会長

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72名無しさん@恐縮です
和訳完全版

川淵、ドイツW杯を振り返る(ロイター)

・予選中に私は確かに監督の交替を考えた。しかし予選を通過した後では、そうする
理由はないと思った。

・ジーコは鹿島で、選手にボールコントロールから食事に至るまでの全てを教えたし、
日本代表監督になっても同じことをするだろうと思った。しかし彼はそういうやり方を
最初から止めた。私はちょっと驚いた。選手に少なくとも多少のヒントぐらい与える
だろうし、そうすべきだと思ったが、彼はやらなかった。どうしてなのかわからない。

・ジーコは選手の能力に信頼を置いたが、一部の選手は何をしたらいいかわからない
まま放置されていた。日本の選手には若干の方針が必要であり、それこそ今オシムが
与えているものだ。選手たちは二年間していなかったことを、オシムの許では三日で
やってみせた。

・ジーコを批判したくはないが、恐らく彼は少し無知(naive)だった。もしくは、恐らく
選手たちに彼のやり方を実行する知性がなかった。結果を見れば、それがわから
なかったジーコが間違っていたといえるかもしれない。彼にもっと努力してほしいと
思った時は一度ならずあったと思う。

・(オーストラリア戦で)何が起こったかは神のみぞ知るだ(タメ息)。最後の6分には皆
スタミナが尽きて足が止まっていた。選手たちはクロアチア戦でも動きが重かった。
ブラジル戦では、相手の二点目以降はもう諦めてしまったようだった。ワールドカップで
何が問題だったのか、私にはさっぱりわからない。

・(解任デモについて)後から振り返って後ろ指を指すのは簡単だ。オーストラリア戦で
ああいう馬鹿げたミスをしなければ、全ては違っていたかもしれない。そしたらジーコは
大成功だったと言われていただろうよ。