1 :
ザ・釣り人φ ★:
2 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 20:53:42 ID:wCC+c1zf0
どうでもいいんだよ・・
あのエジプトの?
熊
5 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 20:54:23 ID:k9IK/koj0
マジかよ。。ファンだったのに。破獄とか・・
エジプト博士?
7 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 20:55:53 ID:GeBbfsY80
エジプトは吉村作治
鼠が大量発生した島の話が印象に残ってる
9 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 20:56:55 ID:afH/OeOG0
日本の考古学者
早稲田大学卒業。学位は工学博士。
日本でのエジプト考古学の第一人者で
ハイテクを導入した調査方法で遺跡を発掘する手法が評価されている。
「日本のインディ・ジョーンズ」との声もある。
10 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 20:57:00 ID:+fY03nM/0
11 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 20:57:01 ID:TnKACV6a0
戦記物といえばこの方でした。お悔やみ申し上げます。。
/\ /\ ∧_∧/../
/ /\ \(´∀` )./ ヨシムラ?
())ノ__ ○二○二⌒/../
/ /||(二ニ) (___/../ 几l
γ ⌒ /|V||彡Vミ/⌒_ノ二二ノl0
l| (◎).|l |((||((゚ )/⌒/||三三三・) || (´⌒(´
__ ゝ__ノ  ̄(___) ̄ ゝ__ノ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(´⌒(´⌒;;
13 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 20:57:45 ID:GTaQ1xFf0
トリビア
吉村作治や大槻教授らは
学生達にすこぶる評判が悪い
あれま。羆嵐でも再読しようかと思ったとこだったのに。
(ー人ー)
15 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 20:58:27 ID:QI3wLo+D0
大学のときこいつの授業取ったよ。
エジプト行くとかテレビ出演とかで、休講ばっかで楽勝だった。
16 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 20:58:59 ID:t9x+964nO
吉村作治スレになる悪寒。
17 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 20:59:10 ID:Iu8payEd0
全く別の方向に走り出したな。
18 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 20:59:23 ID:vgJiFmI30
奥さんが三浦綾子でしたっけ?
19 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 20:59:42 ID:utbeaxSW0
東海テレビのアナウンサー?
あの髭ですか?
21 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:00:28 ID:pIsB/oCV0
うわっ、この方の小説おもしろくてな、純粋に読ませるんだよね
どっちかというと、やっぱ戦記ものより漂流ものかな
合掌
22 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:00:36 ID:GeBbfsY80
妻は小説家の津村節子
23 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:00:51 ID:kWcbBIwBO
仕方なくね?シャブって上げようか?
>>13 大槻は知らんが作治は結構好評だと聞いたが
今、地元でエジプト発掘40年展が開催されているのに
本人は無念だっただろうな・・・
何で作治スレになってんだw
27 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:03:35 ID:Uc4PtFDp0
羆嵐
28 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:04:01 ID:ma/9u0I90
エジプトの研究乙でした
29 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:04:10 ID:D8OgOxTu0
マジかよ・・・
史実が元だけど独特の生しさがあったな。緒方拳の破獄とかな。
31 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:04:49 ID:7JtS431r0
この人の「漂流」って小説好きだったな
江戸時代に無人島に流されて12年間生きながらえて
生還する話
アホウドリを干物にして食べるシーンとか壮絶で面白かったな
ご冥福をお祈りします(-∧-)
32 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:06:04 ID:s3/V2lbQO
この人の和田アキ子のモノマネ好きだったわ(´・ω・`)
33 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:06:09 ID:Ihe+ITAxO
エジプト…‥(>_<)
34 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:06:28 ID:hPu3b0io0
はーひふへーほー
35 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:08:18 ID:FgXWd0c/0
漏れは『桜田門外ノ変』が一番好きだわ。
一連の幕末ものはどれもおもろい。
一番好きな作家だった
信じられない
37 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:08:40 ID:8TJ7NgZH0
あのひげの?
38 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:09:24 ID:z9QHoIvP0
破獄だけ読んだことある。
>>31 >江戸時代に無人島に流されて12年間生きながらえて生還する話
>アホウドリを干物にして食べるシーン
消防のころラジオドラマでアホウドリで食いつなぐシーンが
やたら印象に残ってたのですが子供だったので作品名まで覚えてませんでした。
この方の作品でしたか・・・・・情報トンクスです
吉村氏の本は読んだことないのですが今度読んでみます
栄村と激突したのが全てだったな・・・
41 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:10:14 ID:8TJ7NgZH0
あの駄洒落の?
42 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:10:17 ID:3rm9hE/+0
巨人時代はスラッガーで名を馳せたよな・・・
吉村昭次郎かとおもった…
この作家の「高熱随道」は素晴らしい。
好きな作家だったのになぁ。
45 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:10:45 ID:YAAGwfH90
また売国マスゴミの通名報道か!!!!!!!
高熱隧道
レビュアー: くにたち蟄居日記 - レビューをすべて見る
読み始めて2時間で一気に読みきった。
戦争気運の高まる昭和11年から15年までの黒部第三発電所のドキュメンタリーである。発電所建設のために不可欠なトンネルを掘る主人公たち。岩盤最高温度が摂氏165度にまで上がる。
抗夫たちは ホースで冷水を浴びながら掘り進む。ダイナマイトの自然発火による爆発、次々起こる転落事故、雪崩が原因で発生する空気爆発。想像を絶する環境の下 それでもトンネルを掘り続ける。
最後にトンネルは貫通したが それは4年の年月と300名を超える死者を費やしてのものであった.......
読みながらも 幾度か本を閉じて嘆息した。これはもう一つの戦争である。実話であるだけに その理不尽さは想像に余る。
主人公はトンネル貫通をひたすらめざすことで 自然との対決している。彼の頭には 自然に克つことしかない。その姿には一種すがすがしいものもある。しかし 主人公にまとわりつく死臭は消えることはない。
地元の警察は あまりの被害に幾度もトンネル工事中止を勧告する。冷静かつ常識的な対応である。しかし 戦争の為の電力確保の為 国はトンネル貫通を最優先する。人の命が一つ一つ費えていくなかでトンネルは進むのだ。
主人公は最後はトンネルを完成する。対決に勝ったといってよい。しかし そこにはヒーローの姿を全く描かないのが吉村昭の描写である。主人公は結局 自分を踊らしていたのは 「時代」であり「戦争」であったということには気がついていない。
吉村は その点を冷徹に突き放して書いている。本は抗夫たちの不穏な動きで現場を逃げる主人公の姿で終わる。その姿は惨めなものと言ってよい。
繰り返すが これは一つの戦争であり、なくなった300余名も戦死であったとしか言いようが無い。そんなやりきれなさが 最後のシーンの行間から立ち昇る。実話であるという事実が 読むものを打ちのめすのだ。
。
47 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:11:13 ID:u6yqJOsZ0
誰?
48 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:11:22 ID:uDm+h11F0
まじショックだ
49 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:11:43 ID:8TJ7NgZH0
はーひふへほー
「高熱隧道」でハマり,「羆嵐」「破獄」と読み進めているところだったのに・・・
ご冥福をお祈りします
51 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:12:30 ID:CbYfkIKkO
冬の鷹には勇気づけられました
52 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:12:47 ID:5k8jZXcB0
ポップ吉村もとうとう亡くなっちゃったのか・・・
森脇さんはまだまだ健康で健在だよな
53 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:13:04 ID:FxqsR8oj0
大ファンだったのに・・・ショックだ
漂流が一番好きだな
ご冥福をお祈りします。
54 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:13:06 ID:rtKiG68u0
高熱隧道が面白かった
今、思い出すとかなりグロい小説だな
55 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:13:07 ID:bYh+pJXA0
好きだったのに。。。。
56 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:13:11 ID:TEhrfjhr0
尾崎放哉を描いた「海も暮れきる」が好き。
メインストリームから外れた人たちを描くのが真骨頂でしょうか?
長英逃亡も面白かったお
58 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:13:19 ID:Y9AJGlrW0
和田アキ子のマネうまかったよ
59 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:13:44 ID:xqNGxs3X0
パフィーの人かぁ。まだ若かったのに。
60 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:14:23 ID:wxf+On6b0
>>18 三浦綾子の夫は三浦光世
曽野綾子の夫は三浦朱門
偉大なる先輩がまた一人…
あの葉巻爺はまだピンピンしてるってのに
羆嵐ってこの人か!
クマー
63 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:15:46 ID:D6TAGhqs0
丹念な調査と端正な文章
好きな作家だった
ご冥福をお祈りします
64 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:15:51 ID:KWWn/VxB0
そういえばうちのじいちゃんが戦艦武蔵の添乗員だったな〜
ノンフィクション作家の元祖という感じだったな。。。
つ菊
あの頃は、は!
67 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:16:23 ID:TEhrfjhr0
私は、吉村先生のかわりにオリックスの宮内を天に召して欲しかった。
68 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:16:44 ID:s0Amh3OD0
破獄が忘れられない。
合掌。
69 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:16:58 ID:t1hldJfk0
この人の「冬の鷹」で解体新書が実は前野良沢一人で訳されてたことを知ったなあ。
心臓移植の歴史を扱った「神々の沈黙」も面白かった。
ご冥福をお祈りします。
白い航跡は面白い。
71 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:18:10 ID:9pV4AyzSO
ポーツマスの旗と零式戦闘機が印象に残るなあ。零戦の栄光と没落が印象深かった。
謹んでご冥福をお祈りします。
72 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:18:22 ID:iV61lssx0
俺も冬の鷹好きだった。
あと漂流民モノもこの人のは面白かった。
追悼カキコ。
この人ほど資料調査する作家は二度と出ないだろうな。
半分ぐらいが陸奥を作る話で、残りの半分が沈む話の戦艦陸奥とか
普通の人と明らかに着眼点が違うリアリズムあふれる作風が大好きです。
ご冥福をお祈りいたします。
74 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:19:06 ID:TEhrfjhr0
吉村昭賞ができてもおかしくないくらいの作家だと思う。
76 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:20:05 ID:wxf+On6b0
高熱隧道を読んでて半ばトランス状態になり、
そのまま夏休みの宿題の読書感想文にしたら
なんかに入選してしまったことがある
合掌
77 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:20:29 ID:TEhrfjhr0
文学板には吉村氏のスレがない。
なんてこった。
78 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:20:33 ID:Gbpkztn+0
海の史劇 戦艦武蔵 天狗党 幕末物
ちょこちょこ読んだ記憶あり。
誠実な人柄、名文家だった。
生前評価が低すぎた印象あり。
戦争物を多く書いたからなのか?
>>65 入念な資料集めと史実を追う姿勢は確かなモノがあった。
ただその分人物描写が薄くなって、魅力ある主人公の作品は少なかった。
80 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:21:11 ID:Iu8payEd0
>>64 爺ちゃんは戦艦武蔵の添乗員
添乗員???????????
(-人-)
視スレより弔問に参りました。
ご冥福をお祈りします。
はじめて読んだのが三陸海岸大津波だったっけ。
ご冥福をお祈りします。
84 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:23:13 ID:T1IfRyy40
ありゃ....
御冥福をお祈りします。orz
85 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:23:30 ID:k5hULa1U0
「天狗騒乱」は天狗党の行軍を実際に追ってみたんだそうな・・・
ご冥福をお祈りします。
86 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:24:00 ID:xocKYBpZ0
ピラミッドの話面白かったのに・・・
87 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:24:30 ID:T9oogoeF0
震洋特攻隊の人か
88 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:24:32 ID:10rXhg/QO
海の史劇読んだら、司馬遼の坂の上のなんたらなんか糞
90 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:26:56 ID:ZYTZXv3f0
スフィンクスのAA ↓
91 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:26:56 ID:IaQfuywY0
92 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:27:06 ID:QzRO72KV0
まだうちが朝日取ってた頃天狗騒乱読んだなあ
新聞の連載小説で読んだのあれだけだ
ご冥福をお祈りします
93 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:27:09 ID:ftkyF19s0
クマーの話はドラマ見てチビった
94 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:27:32 ID:u0ObGrQr0
「虹の翼」の人やね
95 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:28:28 ID:p7lVQ/1PO
ナムナム
小村寿太郎の話のポーツマスの旗しか読んでない
96 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:28:54 ID:tyLsOxWF0
エジプト死んだのか・・・
97 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:30:04 ID:rtKiG68u0
>>89 「闇を裂く道」、出水で閉じ込められて死んだ人間は皆
鼻の肉が無かった・・・これ怖かったな
高校時代、夏休みの読書感想文で読んだ「冬の鷹」にはまった。
それまで歴史サパーリだったのが、歴史に興味を持つようになって大学は史学科に進学しますた。
自分にとっては人生の岐路になった作家さんでした。ご冥福を心から祈ります。
北海道の囚人による開拓を描いた「赤い人」もいいよ。
北海道旅行の前には、「羆嵐」と「赤い人」を読むべし。
101 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:32:01 ID:9UBZX0vgO
ヒゲの?
102 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:32:40 ID:OLArFJ680
植村直己氏の遺体発見
80年代に登頂先のマッキンリーで消息を絶った登山家、植村直己氏の
遺体が、日本時間の昨夜未明に、イギリスの登山グループにより発見さ
れた模様。所持品や身分証明書から、現地駐在の近野明二等書記官により
本人と確認された。遺体はほぼ完全な状態で残されており、現地にて司法
解剖され詳しい死因を調べた後、今月末にも二十数年ぶりに日本に帰国することとなる。
(ロイター発共同)
103 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:34:07 ID:Gbpkztn+0
蔵書、全部売っぱらった、吉村昭の作品を除いて。
こんな人もいた。
「海も暮れきる」とかよかったな。これで尾崎放哉を知った。
105 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:34:31 ID:wxf+On6b0
>>102 まじですか・・・いろいろな意味でorz
106 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:34:34 ID:BZGhN1hU0
破船のドヨーンとした雰囲気、やりきれなさがなんともたまらなかった。
ご冥福をお祈りします(-人-)
107 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:35:37 ID:qdHJyHCrO
>96 え、あの考古学者?
別人だよね?
奥さんが芥川賞で
旦那が直木賞
という、ひとつのパターンではある。
いちがいに、芥川賞のほうがエライとも言えないが。
109 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:37:11 ID:lDAfka5T0
「透明標本」「総員起し」「陸奥爆沈」あたりが印象に残ってる
親父の書棚に並んでた戦記物を片っ端から読んでた
戦争体験者に対する取材が難しくなったのでもう第二次大戦物は書かない、となんかのインタビューで読んで凹んだ記憶あり
合掌・・・
読んだことない人に薦めるのは「陸奥爆沈」だな。
意外な原因が、しだいに明らかになってきて、ゾクゾクする。
>>102 釣りでないのならリンク貼ってください
どこのwebニュース?
112 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:40:34 ID:LuRU5zIs0
ああ、何てことだ
「羆嵐」「漂流」「陸奥爆沈」「空白の戦記」・・・
史実を元にした臨場感溢れるノンフィクション小説の分野では
超一流の人だと思う。
ご冥福をお祈りします・・・
>>97 うん、狭い所に身を寄せ合って・・・とか、かなり怖い。
「高熱隋道」は、黒部の仙人ダムを造るときの話で、何年か前の紅白で、
中島みゆきが黒部のトンネルから「地上の星」を歌った時に、高熱隋道を
思い出したよ。
この小説で、爆発するような雪崩で、建物が中の人ごと、吹き飛んで消えてしまった
ところがすごい。
114 :
.:2006/08/01(火) 21:40:37 ID:oxF3j9FK0
職人だね。衒いやはったりが無い分地味な印象で損してる。
115 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:41:08 ID:MhtoPOGAO
アメリカ彦蔵ではまって以来、読みまくりました。
どの作品も一気に読ませられる、勢いがある作品ばかりでした。
全作品読破はできない気がしていたけれど、もう新作はでないのですね。残念です。
116 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:41:32 ID:9OIOvZhk0
小説・関東大震災はこの方でしたっけ?
こころより、ご冥福お祈りいたします。
119 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:49:03 ID:/PhIWdWu0
日本の考古学者
早稲田大学卒業。学位は工学博士。
日本でのエジプト考古学の第一人者で
ハイテクを導入した調査方法で遺跡を発掘する手法が評価されている。
「日本のインディ・ジョーンズ」との声もある。
120 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:49:34 ID:TEhrfjhr0
121 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:54:59 ID:KM9d53ua0
ピラミッドの人?
122 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:55:13 ID:wxf+On6b0
井上ひさしは健康体の暢気な悪ガキ
吉村昭は肺病持ちで日々カウントダウンしてたような人
一作一秒に掛ける気合いが違う
123 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 21:56:12 ID:M2R450KiO
は〜ひふ〜へほ〜
124 :
04/08/28読売朝刊 1/2:2006/08/01(火) 21:58:14 ID:9DxQ3M8F0
『三十四年前、北海道の襟裳岬の近くの漁村におもむいた。当時、私は戦記小説を書いていて、
ある医療機関の要職にある方から、その漁村の沖合で、終戦の年の早春、将兵多数を乗せた輸送船が
アメリカ潜水艦の雷撃を受けて沈没したという話をきいた。
その折に沈没後、海に投げ出された兵たちが、おろされた上陸用舟艇にわれ先にしがみつき、
舟艇に乗っていた将校達が、舟艇が沈むおそれがあったのでそれらの腕を斬った。
その話をしたのは船に乗っていた将校の一人だという。
私は、事実かどうかたしかめるため、札幌に一泊後、その漁村にむかい、村役場に行った。
(中略)
漁師の家は海沿いにあって、その日、海は荒れていたので漁師は家にいた。
囲炉裡のかたわらに座っている老いた漁師に挨拶し、名刺を差し出した。
漁師は受け取ると、裏を返した。私の名前には肩書きがなく、裏に書いてあるのだと思ったらしい。
私は新聞に連載小説を一度書いたことがあるだけの、無名に近い小説家であった。
私は、輸送船の沈没のことを口にし、将校が兵の腕を斬ったのは事実なのですか、とたずねた。
漁師は、私に険しい眼をむけると
「その話なら、しない。憲兵に口とめされているから・・・・・・」
と、言った。
終戦後すでに二十五年もたっているのに、漁師は依然として戦時に身を置いている。
戦争は終わっています、死んだ兵隊さんのことを思ってお話ください、ご迷惑をおかけすることは
ありません、と私は説いた。
漁師は、黙りつづけていたが、しばらくして炉の火を見つめながら口を開いた。
急に漁師の顔に憤りの色がうかび、言葉の流れ出るのをおさえかねるように話しはじめた。
村人が初めて輸送船の沈没を知ったのは、海岸に漂い流れてきたおびただしい水死体だった。
防寒帽に防寒服、それに救命胴着をつけた下士官、兵の遺体で、
「なぜか知らぬが、腕のないものが多く・・・・・・」
と、漁師は言った。
茶褐色の遺体が海面をおおっていたという漁師の言葉に、私はその情景が眼の前にうかぶのを感じた。
降雪中を、漁師たちは船を出して海面に漂う生きた兵たちを救出し、遺体の収容につとめた。
なぜ、腕のない遺体が多かったのか。それは救出された兵の口から知ったという。
それは軍の秘密事項とされ、憲兵が来て、口外することをかたく禁じた。
(中略)
そのことを医療機関の要職にある方に話したという元将校に、私は会った。
上質の背広を着た温和な眼をした初老の人であった。
その方の話によると、千島列島の占守島守備の守備隊員が、米軍の上陸作戦が開始された沖縄救援のため
三隻の輸送船に分乗して南下途中、襟裳岬沖で一隻が撃沈されたという。
上陸用舟艇がおろされて将校が優先して乗ったが、舟べりに多くの兵がしがみつき、沈没が必至となり、
それで将校が抜刀した。
「あなたも切りましたか」
かれは、一瞬黙り、
「私は暗号を抱いて舟艇の真ん中に座っていました。靴で蹴っただけです」
と、少し頬をゆるめながら言った。
私は、無言でうなずいていた。』
吉村昭
高熱隋道と羆嵐、漂流は読んどけよ みんな
127 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:11:52 ID:i0m7DRTT0
破船の暗さは最高だった。
128 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:14:35 ID:jbonzMCX0
「沈黙」「海と毒薬」もいいぞ。読め!
「秋の街」にある良栄丸の航海日誌はトラウマものだったが、後で本物の航海日誌を読んでみたら
吉村昭があまりにも話を作りすぎててがっかりした。
130 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:16:57 ID:yS9/7DFw0
昔、TVタックルに出てた奴か?
当時の肩書きは早稲田の助教授だった奴だろうか?
最近見なくなったな。
死んだのか。
工エエェェ(´Д`)ェェエエ工亡くなっちゃったのか・・・。
この人の小説は骨太で面白かったなあ・・・。
ご冥福をお祈りします。
133 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:22:35 ID:Fiz8LCdY0
一番好きな作家だ。
亡くなってもそれは変わらない。
一生読み続ける。
長英逃亡面白かったなぁ。
戦艦武蔵面白かったなぁ。
海の史劇面白かったなぁ。
短編だけど手首の記憶って話が
電車内読書で人生唯一泣きそうになった話だった。
ご冥福をお祈りします。
135 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:27:08 ID:n7F9dZlh0
唯一無二の作家でしたね。
「羆嵐」は心底震えました。
ご冥福をお祈りします。
新田次郎
司馬遼太郎
吉村昭
私の好きな歴史小説家が次々と・・・
海の祭礼は切ない話だったなあ
138 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:28:26 ID:v2apiDFt0
マジでぇぇぇぇぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・!!
合掌。
139 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:28:55 ID:2Yrzfn460
昔結核か何かの手術を受けたとき、全身麻酔ではなく局部麻酔だったらしい
140 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:29:08 ID:Lf2HeTI/0
久々に破獄を再読いたします。
141 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:30:21 ID:2pVliyoE0
(-人-)ご冥福をお祈りいたします
142 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:30:31 ID:WyY1EPvaO
漂流は何回読んでも面白く感動する。
遺作は大黒屋光太夫?
144 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:31:20 ID:7pJFOMgC0
誠に残念。この人の代わりになるような作家はいないしな。
でもこの人は案外多作みたいだから、まだまだ楽しめるなあと思ったり。
ご冥福をお祈りいたします。
145 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:31:40 ID:shZKWCA60
ぶっちゃげこいつ古代エジプト研究ではどのくらいの知名度なの?
>>79 そうだね、エモーショナルな小説を望む人には退屈かも。
リアリティを重んじた結果か、登場人物にカッコいい締めの台詞とか言わせずに
淡々と歴史の中に埋もれさせていくような終わり方をする。
戦艦武蔵
設計図持ち出した少年でなく同僚が特高にボコボコにされる。
武蔵沈没前に「アツマレ」の信号に「ワレリョウカイ」と返答するも近寄らない駆逐艦。
巻末の、水蒸気爆発してない武蔵は海流にのって今も着艇せずに漂ってる。
うーん今夜もう一度読み直すか。
149 :
名無しM:2006/08/01(火) 22:39:24 ID:xL6Ovh1F0
布団屋のせがれ。。。花嫁綿
>>147 若い頃は、この人の小説は退屈だと思ってた。
年取ってきたら、面白いと思えるようになってきた。
年齢重ねることで、小説に求めるものが変わってくるからかな。
個人的には、もう娯楽小説は読む必要は感じない。
吉村昭を素で知らないような無学の徒が
どうしてこんなスレに書き込みするんだろう
好きな作家さんでした
ご冥福をお祈りいたします
153 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 22:59:32 ID:pgz1zaVV0
「少女架刑」「透明標本」「羆嵐」が好きだった。
ご冥福をお祈りします。
154 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 23:03:48 ID:FgXWd0c/0
此の人の作品読んだら、今まで好きだった司馬遼の作品は人物の個性がが鼻について受け付けられなくなった。
たしか、片肺だったんだっけ?
すごい病気で、入院。そのまま学習院中退だった気が・・・。
156 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 23:09:54 ID:iY8t/UDa0
「羆嵐」夜一人で読むと怖いぞー。昔文春主催の講演会で「総員起し」の話をしてくれた。
数年前、文芸春秋誌上の半藤一利との対談でドゥーリトルの日本初空襲の時凧揚げしていて
米軍のパイロットの顔が肉眼で見えたと語っていたのが懐かしい。
合掌
はーひふーへほー
>>150 読後の達成感と徒労感が入り混じった微妙な後味に、長く生きた人ほど自分の人生を重ね合わせてリアリティを感じるのかもしれないね。
159 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 23:14:14 ID:p4Hbu7ni0
破獄は凄かったな。
160 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 23:32:54 ID:+U8+4cRl0
>>73 はげどうだわー
この人、冷徹な死生観を持ってるから読んでてたまに背筋が寒くなることがあるけど、資料調査が徹底してるから本当に面白い。
161 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 23:34:22 ID:8YlSCTLg0
びっくりしました(TT)
最初に読んだのが、海の史劇・深海の使者だった。
その後、天狗・桜田門などで幕末にはまりました。
熊嵐や脱獄を何度もする男の話も面白かったな〜
まだまだ読んでない本があるのでこれから読みたいっす。
遺作は、彰義隊ですかね?
もっと書いて欲しかったな。
ご冥福をお祈りします。
162 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/01(火) 23:34:41 ID:rzxFQgor0
うわあああああああああああああああああああああああ
吉村昭さん、ロジェストヴィンスキーに焦点を当てた「海の史劇」
長英も光太夫もみんなみんな好きだったのに。。。。。。。。。。
死んじゃやだああ
163 :
北海道愚民 ◆SHINJOrjos :2006/08/01(火) 23:35:52 ID:cCguHfdw0
あら…、謹んでお悔やみ申し上げる次第であります、 合掌
この前「高熱随道」読んだばかりだ。ご冥福をお祈りします。
資料調査が徹底してるといっても専門の研究者ではないし、
フィクションだから、そこのとこだけ誤解なくよろしく頼みます。
合掌。
167 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 00:22:18 ID:RXuJl4TD0
>>166 >フィクションだから、そこのとこだけ誤解なくよろしく頼みます。
何を偉そうに。
歴史小説の話が出ると必ず「いや、あれは研究書ではない」とか「学術的研究では」云々言う工具師がいるよな。
吉村教信者ではないけど、吉村氏は凡百の研究者では足元にも寄れないほど取材・研究に励んだ人だぞ。
小説家だからって甘く見ない方がいい。
168 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 00:25:46 ID:jZXNm/IZ0
ふぉん・しいほるとの娘を最近読んだ
面白かった
司馬にうんざりしてこの人にはまった
まだ書いて欲しかった
吉村氏のリサーチ能力は確かに司馬並かそれ以上の凄さはある。
それらの情報を創作に反映させる手腕は、流石に時代小説の大家だけある。
但し、あくまでも小説としての取材能力の卓越さであって、それらは
創作活動の材料に過ぎない。
>>166が言いたかったのはそんな所でしょう。
ドキュメンタリーが大好きだった。惜しい人が無くなった。
合掌。
172 :
名無し募集中。。。:2006/08/02(水) 01:24:19 ID:OWuWGKFgO
>>91 熊楠研究の人だろ?梅雨明け早々とんだダブルパンチだな
173 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 01:35:23 ID:mQblBZK50
熊嵐はどんなホラー小説よりも怖い
昔すごくはまってかたっぱしから読んでいった
普通の生活を描いた短編にもいいのがいっぱいあった
どっかで死生観をかんじる物語が秀逸だった
速報版にも書いたけど
破獄最高っす
尊敬してます
ご冥福をお祈りいたします
関東大震災とか熊嵐?、破獄がよかったね。
派手さはないが、面白い本を書く人でした。
だまされたと思って呼んでみろ。ねらー好みの作家だと思うよ。説教とかしないそね。
176 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 02:06:13 ID:Y9A4GDQp0
高校の頃、「破獄」「漂流」「熊嵐」「高熱随道」「破船」「長英逃亡」と読んだなぁ。
中でも「破獄」には興奮した。佐久間がかっこいいとすら思ってしまった。
ご冥福をお祈りいたします。
177 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 02:11:21 ID:70HBX1Ds0
司馬さんはいうても大衆小説だな
小説内に取材する本人が時々出てきて真実らしさを深め
見た人間が真実と勘違いする
割と読みやすいし大衆ウケするんだよな
178 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 02:18:03 ID:2DWPfeVi0
>177
俺は吉村氏も司馬氏も好きだよ。
177のような書き込みが散見されるが、司馬を貶さないと吉村氏を褒められないのか?
179 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 02:18:09 ID:V45wokVp0
大石静とか
使い回しの司馬遼太郎とかそんなんじゃなくて
このひとので大河やってほしい
つーーーかやれNHKゴラァ
破獄はやったんだからもっといっぱいやれ
180 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 02:23:39 ID:M/WFUcEq0
エジプトで発掘してる人?
それは吉村作治
182 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 02:32:21 ID:Jdp2QNVo0
「総員起シ」は本当に涙が出た。
靖国神社参拝を批判する前に、この本を読めと言いたい。
日本人であることに、心から誇りを持てる。
外国で同様の事故が起こったら、全員で殺し合いをするらしい。
183 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 02:35:36 ID:INsjwYcJ0
俺の本棚に「破獄」って本がある
なかなか面白かった。たしか網走刑務所に
修学旅行で行ったときに買ったのかな・・・
184 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 02:35:55 ID:8WiQTYKF0
この人取材の旅先でよく刑事と間違われたんだってね。
まあ、あの風貌だからな。
合掌
185 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 02:41:29 ID:9+98ojHK0
今日、帰宅時に顧客と雑談。北海道旅行〜ヒグマ〜羆嵐の話をした
ところだったんだよ。
しかも俺と同じ三鷹在住かあ..。素材選びが抜群の、2ちゃねら好みの
作家だったな。
お疲れさまでした。ご冥福をお祈りします。
186 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 02:43:30 ID:Mggk2Ga00
ポーツマスの旗しか読んだことないが、かなりヨカタ
もう一つくらい読んでみよかな
なんかお勧めはある?
187 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 02:47:11 ID:P0qBiQTSO
>>186 漂流、破獄、破船は読んどけ。熊嵐は読んだことないけど、面白そうだね
189 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 03:01:51 ID:o+kqIje/0
吉村昭さんの作品の真摯な姿勢が好きでした。
心からご冥福を祈ります。
吉村さんが伝えてくださった戦争の理不尽さを
世界中の方が理解してくださることを願ってます。
190 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 03:03:22 ID:PvbYWwsO0
大下英治との区別がつかない・・・orz
191 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 03:14:06 ID:i3dkCzCC0
みんなのレス見てこの人の本読んでみたくなった
明日ブックオフ行ってこよ
名前は吉村昭氏?それとも吉村昭?
192 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 03:18:04 ID:zEc5EA8e0
ピラミッドの人か
193 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 03:22:28 ID:pErTgJUzO
吉村作治だっけ
学者の人 これとは別人だよね?
味噌汁おいしそうに飲んでた人?
195 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 03:27:22 ID:aYB5t0Wm0
エジプト発掘してるひとかとおもた
吉村作治がうちの高校に講演に来たときに、廊下で会って挨拶したことあるよ。
今で言うところの「イナバウアーかよっ!」ってくらいふんぞり返ってて、
二重顎だけで返事してくれた。
森繁が一言↓
今や珍しくなった「一次史料を読んで歴史小説を書く」作家。
ほとんどの作家が歴史小説書くときに参考にする「史料」って
編集されて活字になってる「史料集」ならまだマシな方で
たいていは論文や学術書などの「二次史料」とか
酷いのになると一般向けの「歴史読み物」だったりする。
御冥福をお祈りします。
199 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 07:04:42 ID:axgVRPRr0
破獄はたしか緒形拳がやってたよね
201 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 07:22:14 ID:Tg4enHBn0
うわあああああああああああああああああ 朝刊みて今知ったよ
最近羆嵐読み直して クマーこえええええええええええええええとか
思ってた矢先の訃報、
お悔やみ申し上げます。
202 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 07:27:29 ID:dSXkCxxwO
奥さんは太宰の娘だよね
文末は、
「・・・だった」
という表現が多かったと思う。
「・・・である」
というのはあんまり見なかったかな。
205 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 08:46:51 ID:PHrRQ5Jx0
>>179 絶対に視聴率とれない。原作に忠実に映像化したら大抵の人は引く。
そこんとこマイルドに演出しちゃったら吉村原作の意味無いし。
206 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 09:03:53 ID:s+e7Tj7C0
残念だなあ。この人の作品、ナニを読んでも面白いんで、ある時期から
あえて読まないようにしてたんだ。楽しみは後に取っておくような気分で。
他の作家で駄作に当たったとき、口直しに読むのね。
熊嵐が最高傑作だとは思うけど、ドレが一番ってあまり意味ないね。全部いい。
207 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 09:05:11 ID:xIZZVs9XO
今平の「うなぎ」の原作ってこの人だよね?
209 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 09:11:50 ID:npHvTtFF0
やっぱ羆嵐・破獄・高熱隧道は出てくるね
ほかにおすすめは?
210 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 09:16:04 ID:MgHo/PI7O
>>207 そうだよ、原作は短編だね。映画の方は手を加え過ぎてイマイチだったな。
蛍を扱った作品の方が映像化向きだったと思う
211 :
名無しさん*恐縮です:2006/08/02(水) 09:18:58 ID:fymZlQiG0
人に進められて「高熱隋道」を読んだ。
すごく面白かった。
そうか、亡くなられたのか…。
合掌
212 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 09:19:12 ID:PHrRQ5Jx0
>>209 >>206 あと、この人の作品は、作者の調べたであろう情報量に対して
もの凄く短いものが多い。文章が濃密で、分量的にも一気に
読めてしまう。冗長な大作が多かった司馬とは対照的。
エジプトの夢も終わったか吉村教授。
すまん
御冥福をお祈りします。
214 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 09:28:02 ID:xIZZVs9XO
>>208 >>210 ありがとう。「仮釈放」なの?エンドロールの文字が小さくて読めなかったんだ。似てるな〜とは思ってたけど。全然違うね。
215 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 09:34:43 ID:npHvTtFF0
今探し出した生麦事件が読んでなかった!
用事済まして今日は読書だ
216 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 09:36:11 ID:MgHo/PI7O
一般大衆の歴史観に影響を与えるよね。
司馬さんや吉村さんは。
本当は自分で一次資料読む方が楽しいし大事だけどね。
吉村さんもそれが楽しかったんじゃないですかね。
最後に大黒屋光太夫の話をなさってた時には
こんなことになるとはおもいませんでした。
ご冥福をお祈りします。
219 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 09:41:19 ID:n0OHCc/fO
ああー、おれもエジプトと勘違いした
ナムナム
吉村さんの出ない世界不思議発見なんて・・・・゚・(ノД`)・゚・。
誰だよw
222 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 09:53:38 ID:zf8Vw1QO0
「高熱隧道」を知人に勧められて以来のファン。
「熊嵐」「破獄」「仮釈放」「プリズンの満月」は夢中で読みました。
ご冥福をお祈り致します。
223 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 10:02:39 ID:TcH3iXcQ0
最近では「関東大震災」を呼んだ。
火災旋風で数万の人々が炎に飲み込まれるシーンの描写、
各地の自警団が朝鮮人を虐殺する場面、
リアリティの作家でした。
224 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 10:20:48 ID:q+dO+EMF0
225 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 10:54:45 ID:x2BAek8p0
たしかミイラ発見した人だよね
227 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 12:32:09 ID:Tg4enHBn0
零式戦闘機 とか、読み応えあったよ。
ノンフィクション作家だと思ってた。
229 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 12:59:55 ID:pzXHu2xp0
ああ・・・本当に本当に残念だ
自分は初めて読んだのが羆嵐だったな
それから手当たり次第一気に読んだ
安らかにお眠り下さい。
230 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 13:10:35 ID:op1BPzFG0
高熱隋道は良い作品だ
231 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 13:12:06 ID:iaJIKHvO0
>>1 「戦艦武蔵」(新潮文庫)は名作。
ご冥福をお祈りいたします。
232 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 13:22:24 ID:of1AGZJi0
「零式戦闘機」もですな。
技術畑の柳田さんが書いたのより、高校生には読みやすかった。
武蔵も零戦も意外な切り口から本章が始まるところが印象的でした。
233 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 14:37:15 ID:P6YXLeod0
羆嵐って北海道がでクマーが暴れまくって人喰いしたっていう事件の
小説になったやつなの?こわくて見れナス。
なんか怖くない小説ある?
234 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 14:55:58 ID:PHrRQ5Jx0
>>233 本当にあった(社会的に)怖いハナシを淡々とハードボイルドにつづるのが
吉村昭の真骨頂。羆嵐は特別だけど(あれ読んで以来北海道へ行ってないw)、
後年多くなった歴史物(間宮林蔵とか)にもその気配は残ってるよなぁ・・・。
235 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 15:46:14 ID:H3F5HDxn0
236 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 15:49:16 ID:d4ofHXp70
作治かと思ったぢゃねーか。
237 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 15:51:18 ID:y6vUll6O0
うなぎの人?だよね
238 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 15:54:51 ID:H4nOfuxl0
悲しい 悲しい
おまえら『冬の鷹』読んでくれ
悲しい
夏休みなので厨房やら工房やら混じってるな、
知識の無いやつ、本を読まないやつはすっこんでろ!
240 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 16:01:57 ID:H4nOfuxl0
そういうやつにこそ語ってやりたい
こんなに面白い小説があるんだよと
けれんの一切無い無味乾燥にすら思える文章でもこんなに力があるんだよと
悲しい
241 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 16:14:52 ID:z+z/gs3L0
丹那トンネルの話は一度読んでみなくてはと思ってる
戦艦陸奥爆沈の小説もあったよね
242 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 16:23:13 ID:UBBuVpTs0
>>232 零式戦闘機はとても印象的なオープニングだね
最新兵器の運搬をとんでもないローテクで運ぶというシーンなんだけど、
日本の軍需生産体制がついに解決できなかった問題点を的確に表現しているという
243 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 16:28:17 ID:Yv7uRR2iO
栄村とぶつからなかったら球史に残る選手になってたかもな
お味噌な〜らハナマルキ♪
245 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 16:32:42 ID:P0qBiQTSO
漂流はマジおすすめ。ノンフィクションというのにまずびっくりした。中学生くらいでも十分読めるし、物語としてもすばらしい。本中毒だが、オレのベスト3にはいる。
246 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 16:49:44 ID:axGfHAjj0
司馬は貨物船の船長、操舵室で梶も取らずに船の行く先を決める
載せた荷も玉石混交、航路も間違いが多いが仕事量は桁違い
吉村は渡し舟の船頭、魯を漕ぎ乗り手を向こう岸に渡す
「星への旅」を挙げる人はおらんのな…orz
スレ読んで何だかものすごい実力派の作家さんのようで
興味を持ったのですが、鬱展開だったり描写が凄惨な作品が
多いのでしょうか? 本好きだけど小心者なので躊躇してしまうorz
249 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 19:51:04 ID:UBBuVpTs0
>>248 凄惨な事件は扱ってるけど、扇情的な描写は極力抑え、淡々と即物的に描くスタイルが
かえって迫力を生んでる、というスタイルですね。読後感は悪くないよ。
どちらかというと、考える材料をいろいろ提示して、あとは自分で考えてちょ、って感じ
だから政治的な心情を問わずに広い支持を集めてるんじゃないかと思う
吉村の同じ戦争短編を読んで、「戦争はいかん」と意を新たにする人もいれば、
「靖国参拝に反対する奴は売国奴」みたいに思う人もいたりするw
まあ、それだけ懐の広い小説家だったんでしょうな
250 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 20:03:46 ID:g7bWQRzV0
よく鬱になる・後味悪いなどと言われる作品をみても、
その暗さが心地好かったりしてあまり落ち込んだりはしない自分が、
ガチで読後数日ひきずったのが
現在絶版の短編集「羆」の作品群。
もう一度読みたいけど思い出すだけで鬱。
「蘭鋳」とか今タイプしてて泣きそう。
251 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/02(水) 20:05:28 ID:fMxf5nKT0
サインをもらったとき、とても温厚で腰の低い方で感激したなぁ。
改めて著作を読み直して、ご冥福を祈ります。。。
254 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/03(木) 09:32:32 ID:qVG5E2r/0
大戦もので「背中の勲章」
255 :
名無しさん@恐縮です:2006/08/03(木) 09:37:46 ID:EKQHl87O0
今、なにげに本棚みたら「熊撃ち」があった
陰惨な話だったよなぁ・・・とても読む気になれん_| ̄|○
>>238 工房だった俺は「杉田玄白氏ねよ!」と本気で怒ったものだ。
まあ厨房の時に司馬の「関が原」読んで「家康氏ね!」などと怒ってたわけだがw
それにしても、司馬作品と比べてこの人の作品には本当に当たりはずれがなかった。
どれを読んでも同じような読後感を覚えるが、それでもマンネリでないのは
文体のけれんみを全く排除して扱う題材そのものに語らせているからなんだろう。
おまえらの気持ちはよーくわかった。
今から本屋行って来る。
恥ずかしながら吉村氏の作品を読んだ事がなかったのですが
この訃報スレ読んで、明日にでも文庫でも買ってみようと思います