【サッカー/Ｊリーグ】千葉・巻誠一郎、W杯後の不振と蓄積疲労を跳ね返す2ゴール！

Ｊ１第１５節（２６日、京都１−２千葉、西京極スタジアム）千葉のドイツＷ杯日本代表
ＦＷ巻誠一郎（２５）が大爆発。Ｗ杯後のリーグ戦初ゴールを含む２得点で京都を２−１
粉砕するとともに日本人得点王タイ（８得点）に浮上した。

苦しいときにゴールを奪う−。これがエースの仕事だ。１−１の後半ロスタイム。
巻は左サイドからのＭＦ水野の折り返しにジャンプ！　相手に体を寄せられて難しい
体勢だったが、しっかりと頭を合わせてゴール左に沈めた。
「少ないチャンスをものにしようと集中していた。２点目の方がぼくらしいゴール。
当たった瞬間に入ると思った」。劇弾だった。試合は１６位の京都相手に苦戦。
シュート数こそ６本上回る２２本を打ったが押される時間の方が多かった。そんな中で
最後に勝負強さを見せつけた。
後半１７分には右足ループの同点弾。この２得点で今季８得点とし、代表のエース争いを
するであろう広島ＦＷ佐藤寿らと並び日本人得点ランクのトップタイ（全体５位タイ）に
浮上した。視察した日本代表・大熊コーチと報告を受けるオシム監督に強烈アピールだ。

Ｗ杯後は不振に陥っていた。ベスト体重の８１キロから一時は６キロ減。現在は半分回復
したが、蓄積疲労もあり「イメージ通りに体が動かない」と嘆いていた。
元気印の象徴にみえるが、実は乳酸がたまりやすい体質で気持ちで戦っていた。
「９０分通してのプレーはあまりよくない。もっとキープしたり起点にならないと」と巻。
オシム体制初陣の８・９トリニダードトバゴ戦はチームのＡ３チャンピオンズ杯出場で
選外になるが、やはりエースは巻と思わせる２発だった。

ソースはhttp://www.sanspo.com/soccer/top/st200607/st2006072702.html
巻（右）の後半ロスタイムの決勝点は高さを生かしたヘッド弾だった
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200607/image/06072702makiKYD03210G060726T.jpg
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