【サッカー】中田英寿、サッカー指導者としての資質に疑問の声【中村・三都主らは離反】[07/04]

このエントリーをはてなブックマークに追加
涙の答えは、日本サッカーへの完全決別だった。日本代表MF中田英寿(29)が、自身
のホームページで現役引退を発表。欧州ではこれといった移籍先が見つからず、必然
的に引退という道を選択。ただ、中田はサッカー界へ戻る気持ちは、さらさらない。すで
にニューヨークにビルを購入済みで、実業家として再び、世界デビューを図る。

日本サッカー協会・川淵三郎キャプテンは、「いつかはヒデをJリーグチェアマンに、それ
から国際サッカー連盟(FIFA)に進出させたい。そうなれば日本のサッカー界は安泰」と、
中田の今後について話していた。
また、本人が希望さえすれば、日本代表監督へのレールも敷かれていたのだ。そのた
めには、ライセンスを取得することが条件だが、「おれが? いいよ。そんなもの」と、ボ
ンでの合宿中に、未来の中田ジャパン誕生もきっぱりと拒否したという。今回の引退劇
は、何かとトラブルが続く、日本サッカーへの三くだり半とも受け取れる。
そうはいっても、サッカーを指導する上でリーダーとしての資質について関係者からは、
疑問の声が。

各世代の代表チームで、中田英を見てきた日本協会幹部は、「10代のヒデが何も変わ
らずに、30歳近くになった。チームを引っ張っていくリーダーになれるかは…。それを合
宿を見て実感した」と漏らした。
ボン合宿中、現地の人でも滅多に訪れない郊外の日本食レストランには、中田を中心に
した寄せ書きがある。
「みんなで、すき焼きでも食おう」と、日本代表に招集され、9年目で初めてチームメート
に声をかけ、総決起集会を行った。そのときに、この寄せ書きは書かれたものだ。ところ
が、この集会には不参加だった選手が5人いたという。不仲とされる中村俊輔、三都主ら
が欠席。なるほど、この寄せ書きには、それらの選手のサインは見当たらない。4年間
のジーコジャパンの練習でも、中田と中村が談笑していた風景は、皆無といっていい。
別の協会幹部は、中田が孤立無援だったことを認め、「惨敗したブラジル戦のビデオを
見てほしい。ヒデが俊輔に出しているパスは、ほとんどないはず。それが現実だった」と
肩をすくめていた。

▼ZAKZAK http://www.zakzak.co.jp/spo/2006_07/s2006070401.html