ベンゲル様の日本戦コメント
私は言いようもないほど落胆している。
日本は80分まで本当に素晴らしかった。
2―0の勝利か1―1でドローにもっていけた試合だった。
だが、そうはならなかった。最大の敗因は、決着をつけるチャンスを
幾度となく逃したことだ。
オーストラリアは後半、長身FWを次々に投入するパワープレーに出た。
日本は相手に一か八かのポーカーのテーブルに着かせることに成功した。
相手の中盤から後ろには広大なスペースもあった。
だが、カウンターアタックでは右サイドの駒野からのクロスは正確性を欠いた。
ラストパスにも精度はなかった。何より前線にパワーが足りなかった。
柳沢と高原のチームプレーと自己犠牲を私は愛するが、
残念ながら試合を決定づけるフィニッシュの精度や力強さ、
特別なパワーがなかった。
http://hochi.yomiuri.co.jp/column/wenger/news/20060614-OHT1T00142.htm