【野球】海を渡る「三角ベース」 NPOがアフリカに普及へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
1帰社倶楽部φ ★:2006/06/02(金) 18:09:15 ID:???0
野球を通じてアフリカ諸国との交流に取り組むNPO法人「アフリカ野球友の会」
(本部・東京都)が、ゴムボール一つで野球の楽しさを手軽に体験できる遊び
「三角ベース」を伝える活動に乗り出した。
これまでに訪問した3カ国では子どもらを中心に好評。
会員らは「野球のすそ野を広げ、将来はアフリカで野球関連産業を育成したい」と夢を膨らませる。

友の会は03年の結成で会員は現在約200人。代表を務める国際協力機構(JICA)職員
の友成晋也さん(41)=名古屋市千種区=は元高校球児。96年〜99年にガーナ勤務中、
野球チームのコーチを引き受けたのがきっかけで、00年シドニー五輪アフリカ予選で
ガーナ代表チーム監督に就任。準決勝で敗れ、五輪出場はならなかった。
「帰国しても、アフリカの野球を応援してほしい」。当時のアフリカの野球仲間から、
こう呼びかけられ、アフリカへの野球支援をライフワークにすることを誓った。
ところが、日本からボールやグラブなど野球道具を贈っても、いつしか野球熱が冷めている
ようなことに直面し、「心の底から野球をプレーしたいという気持ちがわき上がらないと
浸透しない」ということに気づいた。
そんな時に思い出したのが子どもの頃に夢中になった三角ベース。二塁を省いているので、
野球より少人数、狭い場所でできる。手で打ってもプラスチックバットを使ってもいい。

友の会は昨年9月にウガンダ、今年2月にガーナを訪問。友成さんは、ガーナで教育副大臣から
「三角ベースは経済的。男女一緒に楽しめ、思いやりが育まれる。教育に取り入れたい」
とねぎらいの言葉をかけられたという。
(中略)
野球は、欧州やアフリカで普及していないこともあり、12年ロンドン五輪の種目から外れた。
友成さんは地道な取り組みを続け、「五輪復活」につなげたい考えだ。
友の会は在日ザンビア大使館と協力し、同国に中古の野球道具を送る運動も行っている。
問い合わせは事務局へ。

[朝日新聞]2006年06月02日15時08分
http://www.asahi.com/national/update/0602/NGY200606020010.html