サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会まで2週間を切り、ムードはいよいよ高まる。
伊勢市二見町江の水族館「二見シーパラダイス」の海獣たちも、
それぞれサッカーにちなんだパフォーマンスで日本代表に声援を送る。
これまでにも国内外の大きなイベントにちなんだショーを披露してきた同館。
最近では、トリノ五輪で、女子フィギュアスケート金メダルの荒川静香選手の得意技「イナバウアー」(通称)を
ミナミゾウアザラシの「エビ反り」で表現し、人気を集めている。
今回、W杯にちなんだ芸を披露するのは、ゴマフアザラシとアシカ、セイウチだ。
ゴマフアザラシのエリ(雄・19歳)は、ゴールキーパー役。
スタッフが投げるサッカーボールを、前足を使ってナイスキャッチ。
体を横たえながらの芸なので、日本ゴールを襲うシュートを、横っ跳びで受け止める頼もしい“守護神”のようだ。
アシカのコムギ(雌・7歳)は直径2センチほどの鼻先でサッカーボールを器用に操り、リフティングを披露する。
ぽーんとボールを上に放り投げ、落ちてくる場所を見定めて見事にキャッチ。
もともとアシカの優れたバランス感覚を観客に見てもらおうと仕込んだ芸だ。
最後に、ひげもじゃの口にくわえたおもちゃのラッパを器用に吹き鳴らし、声援を送るのは
セイウチのひまわり(雌・5歳)と、たんぽぽ(同・3歳)。
口から水鉄砲のように水を吹き出すことができるなど、もともと口を使った芸が得意で、
息を細かく吸ったり吐いたりできる特長を生かした。
スタッフの指示に合わせて、前足を開いたり閉じたりして踊る“応援ダンス”もこなし、本番に向けて準備は万全だ。
同館の田村龍太さん(30)は「海獣もお客さんもみんなで応援して、
代表チームには頑張ってほしいですね」と話している。
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20060530/lcl_____mie_____008.shtml 画像:サッカーボールを受け止めるゴマフアザラシのエリ
http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20060530/m8.jpg 依頼あり
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1148652026/433