サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会を目前に控え、「アクションサッカー」と
呼ばれる4人制のミニサッカーがじわりと人気を広げている。グラウンドの代わりに、夜間は
がら空きになる屋内テニスコートを利用。梅雨のシーズンでも手軽に“ミニW杯”気分が
味わえると、会社帰りのサラリーマンらに大ウケだ。
東京都府中市にあるコナミスポーツクラブ府中。ピンと張られた格子状のネットのなかで
行われる試合は、さながらプロレスの“デスマッチ”のようだ。
縦26メートル、横14メートルというテニスコート1枚分の狭さでけられるボールはまさに
“弾丸”。ネットにあたり跳ね返ったボールを、ボレーシュートで直接ゴールにたたき込むなんて、
通常のサッカーではありえないスーパープレーも飛び出した。
「ネットがあるので、ボールがピッチの外に出ることはない。ネットにボールをあてて、
敵をかわす『1人ワンツー』なんてプレーも楽しめます」と笑うのは、中学時代の同級生と
週1回プレーに訪れるという柳利伸さん(23)。あさっての方向にボールが飛ぶミスキックが、
ネットに当たり、たまたまゴール前に…それが思わぬ得点につながるという予想外の楽しみも
あるのだとか。
ネットに囲まれたピッチで行う「アクションサッカー」はオーストラリア生まれ。スポーツクラブを
運営する「コナミスポーツ&ライフ」が7年前に“輸入”した。
競技は、フィールドプレーヤー3人とゴールキーパー1人の1チーム4人制で、試合中の選手交代は
自由。前後半12分ずつの計24分と試合時間は短いが、ゴールとファウルでしかプレーが
止まらないため、運動量は意外に多い。「3分も全力疾走すれば、もうバテバテ」との声も。
4年前の日韓W杯をきっかけにプレー人口が増加。現在は全国12カ所で800チーム5000人が
楽しむ。
(記事一部省略)
ソース
http://www.sankei.co.jp/news/060527/bun057.htm http://www.sankei.co.jp/news/060527/bun057-2.jpg