http://www.so-net.ne.jp/feg/database/060513more/20060513_16.html まさかの事態が起こった。
アーネスト・ホーストは当初、オランダでの国内引退試合で、ボブ・サップとの3回目の試合が組まれていた。
しかし、この試合の直前にアナウンサーが、
「ボブ・サップは出られなくなりました」と伝え、代わりにピーター・アーツの出場が決まったことも発表したのである。
早くにオランダ入りしたサップは、「相手はフォータイム王者。ならば3度目のKOをしてやろう」と豪語し、
現地でも盛り上がっていたのだった。
なぜ、こんなことになったのか経緯はよく分からないが、ともかくアーツがホーストと闘うことだけは事実のようだ。
そして、急遽、グローブをつけたアーツがリングへ登場。
さすがにトランクスを用意していなかったようで、ゴールデン・グローリーのものを借りてリングへ上がった。
後からリングインしたホーストは、白い歯を見せてこの緊急事態に相手を務めてくれるアーツに頭を下げた。
アーネスト・ホーストのコメント(抜粋)
「ボブとやる予定が、最後の最後でピーターになってしまって。
(サップは)過去2回負けている相手だから、盛り上げたかったのに、それが残念ですね。
具合いが悪くなったとは聞いていますけど、対戦相手ですから会場で顔を合わせていませんので、よく理由は分かりません。
最後の相手にサップ?
考えてはみますけど、今回、ピーターは準備をしていないなかで受けてくれたので、
万全の状態で試合をするのも悪くないとは思っています。
ファンへのメッセージ?
急に相手が変わってガッカリさせてしまいました。」
ピーター・アーツのコメント(抜粋)
「いつもならば試合はしないけど、大会が成立しなくなってしまうと思ったので、出場を決めました。
いつオファー?
ペイパービューの解説で来ていたんですけど、1時間前に試合をしてくれと言われました。
ここで自分がやらないと男じゃないと思ったからです。
コンディションは悪かったのでKOされる危険性があったんですけど、それを分かった上でオファーを受けました。
セームのトランクスを使ったこと?
たまたま控室が同じで、大きなトランクスを持っているのがセームしかいなかったからです。」