中京女大、あす初陣 愛知大学野球5部リーグ
http://chuspo.chunichi.co.jp/00/spogene/20060407/t11.jpg 男子リーグに初参戦する中京女大(愛知県大府市)の挑戦がいよいよ始まる。
愛知大学野球リーグ最下部の5部リーグに、今春オープン参加する中京女大は
8日の愛知淑徳大戦(名経大グラウンド)で初戦を迎える。
昨年4月の創部から1年。監督交代や主将の退部など、“揺れる時”も経験したが、
男子学生を相手に、磨いてきた腕を試す。
日増しに胸の鼓動は高くなる。と同時に、それと同じぐらいの不安も中京女大ナイン
には募る。あと1日と迫ったリーグ戦の初戦。深沢美和主将(2年・加藤学園)は
「主将としてどれだけ引っ張れるかは分かりません。プレッシャーもあるし、不安も
あるけど、とにかく今までやってきたことを試合で出したい」と正直な胸の内を明かした。
1年間あった準備期間。十分なようで、慌ただしくもあった。学内の駐車場の半分を
急整備し作ってもらった約60メートル四方のグラウンド。昨年12月に加盟が認めら
れてからは、週5日以上のより密度の濃い練習を行ってきた。3月3日から8日には、
愛知県田原市で元中日監督の高木守道氏らをコーチに招き、キャンプも張った。
今年に入って練習試合など、実戦練習も5試合積んだ。
一方で、創部から指揮を執ってきた仲原庄一監督(46)が3月8日に退任。
主将をはじめ退部者も続出し、一時は部員不足から今春のリーグ戦参加すら危ぶま
れた時期もあった。深沢も3月30日に主将に就任したばかり。それでも、どうにか
初戦を迎えられるまでなった。
別表のように、2年生9人に入学したばかりの1年生4人の13人の小所帯。
硬式野球経験者は、伊藤多加投手(2年・海南)、山本夏穂(1年・伊丹北)の2人しか
いないが、ほかの選手も硬式球を怖がらなくなってきた。エース・伊藤は「毎日50球
以上投げて、カーブでもだいぶストライクを取れるようになってきました」と手応えを
持って開幕戦に臨む。
>>2以降に続く