【野球/WBC】日本の「魂野球」に仰天した米国【朝鮮日報】

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1リバースもみあげφ ★
1回表の日本の攻撃。先頭打者イチローがボールカウント1-1から、米国先発ピービの3球目を引っ張った。
打球は目の覚めるような弾丸ライナーとなり、エンジェルスタジアムの右翼席に突き刺さった。

1941年の真珠湾。
日本の戦闘機が日曜の昼下がり、初めて爆弾を投下した場面を連想するのは度が過ぎるだろうか。

イチローの同日の先頭打者本塁打は野球の祖国米国の自尊心を打ち砕くのに十分だった。
勝って当たり前とタカをくくっていた米国の観衆たちが、突然緊張し始めたのだ。

試合前、両チームの紹介に続き、エンジェルスタジアムの電光掲示板には君が代と米国の国家がともに鳴り響いた。
決意みなぎるイチロー、松中、福留らの表情が電光掲示板に映し出された。

あえて「魂野球」を掲げる日本だけの独特な精神世界に触れなくとも、
70年のプロ野球歴史の底力をみせつけようとする強い意志がうかがえた。

日本野球が米国に新鮮な衝撃を与えたのはイチローの活躍のおかげだった。
2001年、シアトル・マリナーズに入団し、直ちにリーグ最高打者にまでのし上がった。

「日本でも通用する選手は米国でも通用する」という考えが米国の球団内に定着し始めた。
大リーグ史上初めてイチローは、デビュー後の5シーズンを通じ連続200安打以上を達成した。