【フィギュア】安藤美姫（ミス4回転＝18）、「4回転ジャンプをパーフェクトにしたい。蝶のように」★6

【トリノ（イタリア）高橋隆太郎】挑戦心に拍手−トリノ五輪第１４日の２３日、
フィギュア女子フリーで安藤美姫（１８）＝愛知・中京大中京高３年＝が
４回転ジャンプにチャレンジした。わずかに回転が足りず転倒したが
「夢の舞台で挑戦できたことがうれしい」と笑顔を振りまいたミキティ。
ほかのジャンプも乱れ１５位に終わったが、４回転もメダルも４年後の
バンクーバー五輪（カナダ）でまとめて手に入れればいい

（中略）回転が足りずに転倒。その後も、ジャンプが乱れ、ＳＰの８位から１５位まで
順位を落とした。だが、結果は二の次だった。
「スッキリした。このリンクで滑れない選手も多いのに、夢がかなっただけで」。
ミキティの目に涙はない。あるのは、充実感だけだった

「実は、まだ完治していません」。昨年１２月中旬に骨折した右足小指。この日も、
痛み止めをのんでの演技だった。そして五輪用に急きょ変えたプログラム。
「足が治らないのと、新しいプログラムとダブルの不安で、毎日泣いていました」。
イタリア入りする前は、拠点を置く米・クリーブランドで、泣き暮らしていた。
そんな状態から気持ちを奮い立たせ、大舞台でアタックした４回転サルコー。
実に、０４年１０月のＧＰシリーズ・スケートアメリカ（その時は失敗）以来の
チャレンジとなる、自らの存在証明でもあるスペシャルジャンプの感触は、
最高だった。

（中略）「１回目と２回目は全然違うみたい。（２回目を）ちょっと味わってみたいと思った」。
４年後のバンクーバー五輪へ。新たな目標が、パッと芽生えた。
来季もフリーのプログラム「蝶々夫人」を引き続き使いたいと話した安藤。
「もっと自分らしいジャンプを跳びたいし、４回転ジャンプもパーフェクトにしたい。
チョウのように飛んで」。夢の第２章が、今、幕を開けた。

中日スポーツ
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★1が立った時刻　2006/02/25(土) 07:01:13

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