オリックス清原和博内野手(38)が中村勝広監督(56)と東京都内で会食し「オレに気を使わないでください。キャンプも同じメニューでやります」と特別待遇不要を申し出ていたことが、28日分かった。
沖縄・宮古島キャンプ初日からほかの選手同様フリー打撃を行う。一方、中村紀洋内野手(32)は、ひげをきれいにそり、特別メニューでの強化を願い出た。ノリ、キヨの2人のスターがそろって、
神戸市生田神社での必勝祈願は早くも大フィーバー。今年のプロ野球に「オリックス旋風」が吹き始めた。
生田神社に集まった約300人のファンがどよめいた。精かんな顔に、左耳に光るピアス。清原は抜群の存在感を見せながら境内に現れた。ただ、巨人時代のように周囲を圧する空気はない。
むしろ、自分の方からチームに溶け込もうという姿勢で、新しい同僚と一緒に手をたたき、神妙な顔で頭を下げた。
「初めてオリックスのユニホームを着て、神戸の氏神さまに『お世話になります』とごあいさつしました。このユニホームが似合う選手になれるよう頑張ります」。そう言った。
25日の夜のことだった。12球団監督会議を終えた中村監督から食事に誘われ、快く応じた。そして、はっきりと伝えた。
清原「オレに気は使わないでください。そのエネルギーは、ほかに向けて下さい」。
清原自身は「特別扱いはいらない。キャンプも周りと同じ練習をやる」と決めていた。
巨人時代は、実績に加え独特の存在感などから特別扱いされ、首脳陣との間に溝ができた。扱いにくいというレッテルも張られた。
巨人時代の苦い思いを繰り返さないため、特別待遇返上を願い出た。
「特別扱いはしないでほしい、そう彼から言ってきたんだ」と中村監督。配慮はする。だが、遠慮はいらない。焼酎、スコッチの杯を重ね、2時間の語り合いで互いの理解を深めた。
>>2につづく
[2006/1/29/10:23 紙面から]
写真=オリックスの必勝祈願を終え会見した清原
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/bb-060129-1.jpg ソ〜ス:
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-060129-0007.html 依頼第629號♨