【野球】野村監督　石井との交渉に出馬

楽天・野村克也監督（７０）が、７日に行われる前メッツ・石井一久投手（３２）との交渉に
出馬することが分かった。既に楽天は石井に対し、２年総額９億円の破格の条件を用意しているが、
交渉に同席する島田亨球団社長（４０）は６日、獲得資金の大幅な上乗せも示唆。野村監督の巧みな
トークとヤクルト、日本ハムを上回る好条件で一気に石井を口説き落とす。

ヤクルト、日本ハム、さらにメジャー４球団との争奪戦に負けるわけにはいかない。７日、石井本人と行う
交渉の出席者について、島田球団社長は「どうでしょうね」と明言は避けたが、野村監督が出馬することは
確認済み。現場とフロントが一体となって、日米通算１１７勝左腕の獲得に全力を挙げる。
野村監督にとって石井はヤクルト監督時代の愛弟子の１人。不振だった昨季の石井に「フォームがバラバラになって
投球のリズムを崩している。もっとゆったりして投げればいいんだ」と、早くも再生に意欲を見せている。
野村監督にとって選手との直接交渉は今回で５度目。阪神監督時代の９９年にはオリックス・星野を約２時間の
会談で口説き落とした経験を持つ。それだけに野村監督一流の交渉術も、楽天にとっては大きな武器だ。
石井獲得に成功すれば、有銘、セドリック、林英傑（リン・インチェ）大学・社会人ドラフト１巡目の
松崎（東北福祉大）高校生ドラフト１巡目の片山（報徳学園）らで、左腕王国を築くことも可能になる。
三木谷オーナーは「獲れる選手がいればどんどん獲ればいい」と資金面での完全バックアップを約束。
７日の交渉では２年総額９億円を提示する予定だが、島田社長は「戦力補強にはお金を惜しまない。
まだ予算は十分あります」と明言。今後展開される日本ハム、ヤクルトとの獲得競争でも条件面では
一歩もひけを取るつもりはない。（長文のため記事を抜粋しました））
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2006/01/07/05.html

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