ばんえい競馬、道外客観戦ツアーやネット券売好調 存続かけPR
【帯広】経営不振で存続が危ぶまれているばんえい競馬で、2005年10月から
導入したインターネットによる馬券発売「ネットバンク投票」や、本州方面からの
観戦ツアーが好調だ。同競馬を運営する道市営競馬組合は、これらを伸ばすことで
生き残りを図ろうと必死だ。
ネットバンク投票は、ジャパンネット銀行(東京)に口座を開設して手続きすると
インターネット上で馬券を購入できる。一日平均の発売額は昨年十月が六十一万円、
十一月が百五十三万円、十二月が二百七十万円と、着実に伸びている。
導入当初、一日五十万円程度と見込んでいた同組合は「これほど売れるとは
思わなかった。携帯電話でも買えるなど手軽で、時間を節約したい人に受けている
のではないか」と話す。
一方、観戦ツアー客は○四年度は年間約百十人だったが、○五年度は昨年
十二月までに約八百人が訪れた。○四年度から観戦ツアーを始めた東京の旅行
会社クラブツーリズムは「参加者の多くは北海道を何度も訪れているリピーターで、
目先を変えたコースが受け入れられた」と分析する。
今年春には、東京国際映画祭で四冠を獲得した、ばんえい競馬を舞台にした映画
「雪に願うこと」が公開される。同組合は「映画公開で、ツアー客はさらに増えるのでは
ないか」と期待。「ネットバンク投票と合わせてさらにPRに努め、存続につなげたい」
としている。
同組合によると、○五年度発売額は既に終了した旭川、岩見沢、北見各開催と、
帯広開催の昨年十二月二十五日までの分を合わせ約百六億円で前年度同期を
1・9%上回っているが、当初見込みの94%にとどまっている。
引用元
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060104&j=0025&k=200601034718 ばんえい競馬
http://www.banei-keiba.or.jp/