【MLB】イチロー「肩はもう仕上がった!」母校・愛工大名電で始動

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1すてきな夜空φ ★
マリナーズ・イチロー外野手(32)が3日、愛知県春日井市の母校愛工大名電高で
電撃始動した。野球部の施設に足を運び、屋外と室内練習場で計2時間30分にわたり、
後輩とともに汗を流した。3月に開催される国別対抗戦「ワールド・ベースボール・
クラシック(WBC)」への意気込みを示すように「肩はもう仕上がった」とハイペース
調整を披露、打撃練習もした。WBC元年となる06年の第1歩を「原点」から踏み出した。

イチローが意欲を行動で示した。年明け間もないこの日、帰省中の実家に近い母校グラウンドに
姿をみせた。前日2日、同校在籍時のコーチでもある倉野光生監督(47)に連絡。
同監督が現役プロ選手の母校での練習に必要な手続きを行ったこともあり、06年の一歩目を
後輩・愛工大名電の現役部員とともに踏み出した。
濃い赤色のトレーニングウエアに、黒いニットキャップ姿。いでたち同様、動きでも即座に
魅了した。今オフに同校からオリックスに入団した柴田亮輔内野手(18)を相手に、
塁間から始めたキャッチボールの距離はグングン延びた。練習開始時に小雪も舞う厳しい
気象状況だったが、最終的には約90メートルまで延ばした。締めくくりには、
背面キャッチも披露。引き上げてくると、笑顔で周囲に語りかけた。

「やっぱり外(屋外)はいいよね。肩はもう仕上がった。肩の心配をしなくてもいいのは
大きい。肩は室内でできたと思っていても、外に出ると全然違うからね」
その後はティー打撃を行い、後輩に交じって外野ノックも受けた。中継役のレギュラー
内野手が、あまりの伸びに返球をグラブの土手に当て、捕球し損なう場面も。
室内練習場に移動し1人で行ったフリー打撃まで、別格の存在感で注目を浴び続けた。

高校時代、山ほどノックを浴びせられた倉野監督に「ボクもうまくなりましたかね」と
問い掛けるなど、ジョークも交えて母校での1日を終えた。同監督は約6年ぶりにやって来た
後輩の決断を「原点回帰の意味もあるんじゃないかな」と推し量った。WBC元年。日本を
世界の頂点まで導く準備は着実に進んでいる。

ソース・詳細はhttp://osaka.nikkansports.com/obb/p-ot-tp2-060104-0004.html