ラグビー・トヨタ、反攻宣言 日本選手権出場へ「残り2戦勝つ」
http://chuspo.chunichi.co.jp/00/spogene/20051224/t5rug.jpg ラグビートップリーグのトヨタ自動車は25日、名古屋市の瑞穂球技場でNEC戦
(中日新聞社後援)を迎える。現在5勝4敗、勝ち点28で、12チーム中4位のトヨタ。
東芝府中、三洋電機に連敗し、優勝の可能性が消滅したが、このままでは終われない。
来年1月に行われるマイクロソフトカップ。日本選手権出場に向け、残る2試合で
必勝を誓う。
今まで流した汗と涙を無駄にはできない。トヨタは後半戦は1勝したあと2連敗。
白星が遠いが、落ち込んでいるヒマはない。「目の上のたんこぶ」である3位・NECを
倒さなければ先に進めない。朽木英次監督(42)が反攻宣言をぶち上げた。
「反省はするが負けた試合を振り返ってばかりいてもしょうがない。目の前の
試合にベストを尽くす。残りの2試合はすべて勝つ」
NECは1年前に30−35。日本選手権の決勝では13−17で敗れた宿敵。
堅いディフェンスを誇る難敵だ。NECの総失点数は、現在トップリーグ9試合で
104点とダントツ1位。1試合で12点以下に抑えているという驚異的な数字。
トヨタは強力FW陣でNEC自慢の守備網切り裂きに活路を見いだす。
北川主将は「トヨタらしいアグレッシブな攻めを見せる。良い練習をしているので
不安はない」と自信の表情。「今までやってきた激しいタックルやボールの争奪戦
での強さ、激しさは間違っていない」とは147点とリーグ得点王のSO・広瀬。
トヨタの総得点は367点を誇りリーグナンバーワン。1試合平均40・7点を取る。
最強の攻撃陣と最強の守備陣との激突になる。
NECを倒さなければならない理由もある。トヨタは現在、下位チームの5位・
サントリーに勝ち点差で「1」に迫られてきた。このままではマイクロソフトカップ杯
出場(トップリーグ上位8位まで)、日本選手権出場(トップリーグ3位までとマイクロ
ソフトカップ優勝)も危なくなってくる。3連敗は許されない。トヨタはがけっぷちから
はい上がる。
引用元
http://chuspo.chunichi.co.jp/00/spogene/20051224/spon____spogene_000.shtml