硬式野球とサッカーに取り組む高校生の割合(競技人口率)は、ともに100人中10人に
近づいて、他競技を引き離している。そんな調査結果を、国立苫小牧高専の関朋昭・助教授
(36)=スポーツ経営学=が、22日から茨城県つくば市で始まる日本スポーツ教育学会で
発表する。
関助教授は、全国高体連、日本高野連、日本サッカー協会のデータと文科省の学校基本調査を
もとに、82年からの全国の男子高校生の各競技人口、競技人口率の推移を調べた。調査した
競技数は30を超える。
全日制高校の男子生徒数は、89年の273万7813人をピークに減り続け、05年は
176万850人。少子化が進む一方で、硬式野球部員は89年の14万1655人から、
05年は16万5293人に。サッカーの高校部員とクラブチーム登録者の合計も、89年の
14万1335人から05年は15万1861人に増えた。
競技人口率を見ても、90年代前半までは100人中4〜5人だったものが、05年には
野球が9.39人で、サッカーは8.62人に伸びている。続くのはバスケ5.40人、
テニス4.49人、陸上3.18人で、大きく水をあけている。
関助教授は「テニス、卓球、ソフトテニスなど成長率の高い競技もあるが、占有率は低い。
甲子園や国立競技場といった『ブランド力』を持つ野球、サッカーの『寡占化』はさらに
進むだろう」と予測。「他競技は魅力アップのための情報発信、組織見直しを含めた
マーケティング戦略が必要」と指摘している。
ソース
http://www.asahi.com/sports/fb/TKY200511190177.html 前スレ2005/11/20(日) 14:51:24
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1132465884/