「K−1 WORLD GP 2005 in TOKYO 〜決勝戦〜」の激闘から一夜明けた20日、K−1ファンクラブ会員を
対象にしたファンクラブパーティーが都内で催された。パーティーには、新王者となったセーム・シュルト、惜しくも
準優勝に終わったグラウベ・フェイトーザをはじめ、レミー・ボンヤスキー、ジェロム・レ・バンナ、レイ・セフォー、
チェ・ホンマン、ゲーリー・グッドリッジ、バダ・ハリといった前日のGPに出場した選手たちが参加。アーネスト・ホーストも
参加し、全国から集まった500人以上のファンたちはグランプリの熱狂そのままの大盛り上がりで選手たちとの
パーティーを楽しんだ。
バダ・ハリがその若さにモノをいわせた強烈なキャラクターでインパクトを与えたが、ファンの度肝を最も抜いたのは
アーネスト・ホーストだった。「セームのもとに置いてあるベルトを見ていたら闘争心に火がついてきたよ。大みそかに
ぜひ試合をやろう」と、いきなりの宣戦布告。これに対しシュルトも「私が新しい王者になったからと言うわけではなく、
アーネストとは試合をしたいと思っていた。もちろん、やりましょう」と、新王者として堂々と受けて立つことを宣言した。
このやり取りに、イベント会場に足を運んだファン全員も一斉に拍手で支持。司会者が「大みそかはシュルト対ホースト、
決まりでいいですか?」と谷川プロデューサーに同意を求めると、「いやあ、その辺はまだこれから調整していかないと……」と
苦笑いで即決を避けたが、これだけ新旧王者双方ともが希望しているだけに、この対決はグッと現実味を帯びてきたと言っても
いいだろう。
K−1黎明期を支えた伝説に残るフォータイムスチャンピオンと今から新時代を築き上げようとする現王者、しかも同じ
オランダを祖国とする二人が拳を交える1戦。これが実現となれば、また一つ、「Dynamite!!」にビッグカードが加わることになる。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/headlines/20051120-00000030-spnavi-spo.html