ミラクル法大!終了間際の逆転トライで1点差勝ち
関東大学リーグ戦(20日、前橋)昨季覇者の法大は、大東大をロスタイムで38−37
に破る逆転勝利。5勝1敗として2位以上を確保した。26日(秩父宮)の関東学院大
との最終戦でリーグ戦連覇に挑む。4点のビハインドで迎えたロスタイムに、WTB
友井川拓(3年、法政二)が逆転トライを挙げての1敗を死守。これで3試合連続で
3点差以内の接戦を制し、ライバル関東学院大とのV決戦へと勢いづく。対抗戦は
日体大が筑波大を35−26で破り、6年ぶりの大学選手権出場へ大きく前進した。
執念が、時間との戦いにも勝った。ロスタイムも予定の1分を超えたノーサイド目前。
相手ゴール前のラックから、法大のWTB友井川が切れ込んでインゴールへ起死回生
のダイブ。ラストワンプレーで、連覇へのキップを奪還した。
「トライを取れる自信はあった。相手の目が外側を見てましたから」。負ければ今季
4勝2敗となり、1敗を守る関東学院大と大きく差がつく大ピンチだったが、友井川は
冷静だった。50メートル走で6秒を切る快足を武器に東海大戦から3戦連続の先発
出場。昨季まではSHで、密集戦の後方で相手の間隙を突くサイド攻撃は“本職”だ。
トンガ人留学生を中心に巨漢ぞろいの大東大に、一時は18点差をつけられたが、
気迫あふれるタックルで対抗。後半20分すぎから相手の動きが鈍ると、25、35分と
トライを連取して追いつき、ラストプレーへ結びつけた。斎藤監督は「厳しい試合は
予想していた。でも、選手を信じていました」。
東海大に2点差、日大に3点差、そして大東大…。薄氷を踏むような勝利で、ついに
たどり着いた関東学院大とのV決戦。昨季王者のプライドと、修羅場をくぐり抜けてきた
たくましい魂で、連覇をつかみ獲る。
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200511/image/05112101houseiGRA00093G051120T.jpg WTB友井川(中央)がロスタイムで逆転トライ。
法大が1敗を死守し、さぁ、関東学院大とV決戦だ
引用元
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200511/rg2005112101.html