【出版】飛鳥部勝則さんの小説「誰のための綾織」を絶版、回収へ・漫画「はみだしっ子」に類似
ひどすぎる……, 2005/08/17
レビュアー: MK
題名と表紙に惹かれ読んでみて、怒りを感じました。
登場人物の科白や、挿入されているいくつかのエピソードに、です。
三原順さんの著作から、一部(言葉遣いとか)変えているだけで、
ほとんど同じものがあったのです。
それも、本文中に何箇所も。
最初は、偶然だろうかと思いながら読んでいましたが、3度4度…と
記憶にある三原先生の作品とほぼ同一のものが出てくるので、
これは偶然ではないと確信し、同時に怒りがわいたのです。
もしかしたら、あとがきでなにか触れているかと思いましたが、
それもなし。
これはもうオマージュだと言ったとしても通用するようなレベルでは
ないと思います。
著者は、恥ずべきです。
これは完全に盗作です, 2005/09/05
レビュアー: ミステリマニア 東京都 Japan
三原順氏の『はみだしっ子』の登場人物の台詞(受け答えまで含む)とエピソードを、
本書の登場人物のものとして使用していることから、これは完全に盗作と言えます。
カスタマーさんは「興味本位で比較してみたが、案外違っていた」と書いていますが、
本当に比較したのであれば、そっくりなことが分かるはずです。
少し注目していただけに、この作家の本はもう二度と読みたくないです。
このレビューは参考になりましたか?
152 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/09(水) 04:51:38 ID:U76ighoR0
写真トレース・ダンクも発禁に汁!
小説を読んでるとはじめてなのにデジャヴ覚えることあるが
やはりどっかから持ってきてるんだろうな・・・。
154 :
◆C.Hou68... :2005/11/09(水) 05:11:30 ID:Rts4cqIO0
>>153 ありがちなネタやパターン、キャラ作りなだけって例もありそうな。
155 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/09(水) 05:23:34 ID:/R9UtefwO
>>96 大塚英治のキャラクター小説の書き方、でそ。
あれはキャラクター小説(ラノベ)の書き方の指南書であって、
小説の指南書ではないよ。
そういう書き方をしても、一定レベルの破綻の少ない文章が書けるってだけで。
小説と同等に論じるのはどうなのかね?
>>155 ラノベも一般小説も基本は同じだよ。起承転結、あるいは序破急の
ポイントを押さえればいいわけだからね。まあ、大塚のやり方では
大したものを作れないのも事実だけど。
157 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/09(水) 09:15:19 ID:BYqMSb0Z0
>>133 >たいして心に残るようなフレ−ズでも無いんだから、
飛鳥部の綾織で読むから「たいして心に残るようなフレーズではなくなる」だけ。
三原のはみだしっ子で読んだら「生涯心に残るフレーズ」になる。
物語の作り方や文章表現の技術など、
才能が飛鳥部と三原ではそれだけ歴然として違うんだ。
>>130 確かに料理で身体を治癒するスタンド使いの設定は筒井の「薬菜飯店」だよなぁ。
当時、あんまりマンマなんでびっくりしたよ。治癒する時の大げさな表現とかw
漫画→小説の盗作は結構厳しいのに
小説→漫画の盗作に対してはかなり甘いよな。
やっぱり小説家にとっても漫画家にとっても「所詮漫画程度」だからか?
>>159 島田壮司「占星術殺人事件」→金田一少年の某作
はちょっと問題になったよ
ちょっと問題になっただけで絶版にはなってないと思うんだが。
謝罪とか該当箇所を削った修正版とか出たりしました?
漫画業界だけ何か旧態依然としているというか…
まあそれだけに末次のいきなり全部絶版は驚きだったわけだけれど。
>>161 たぶんスラダンの人が激怒して、そいつの意向じゃないの?
どっちが出版社に利益を与えてくれるか力関係なんでしょ
163 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/09(水) 14:06:50 ID:swZDTans0
こんなヤシがプロの作家だなんて、看板掲げているのが笑わせる。
しかも美術教師かよ。生徒に『美とは』なんて教えられるのか?
自分の生き様の醜さを晒しているだけだろ?
作家も辞めて、教師も辞めさせられちゃえ。
当時の金田一は飛ぶ鳥を落とす勢いだったから島田みたいな大御所相手でも手打ちに出来たけど
井上と少女漫画のやつは天地ほどに差があるしねぇ。
165 :
名無しさん@恐縮です96:2005/11/09(水) 21:22:15 ID:+yB7z6UF0
>>155 たぶん違うと思う。そんな軽いタイトルじゃなかった。
「ファンタジー小説の書き方」だったかもしれない。
ちくま文庫か教養文庫で出ていた気がする。
かなり古い本なんだが・・・
「大塚英治のキャラクター小説の書き方」にも同じ手法が載ってるのか
それって、・・・・・・・・・・・ま、まさかね。
というのは冗談、思いついたアイデアをいくつか書き出して
それを並べなおして本書きするのは、小説にかぎらず文章の書き方
の基本だぞな。そういう仕事のプロならカード式にしてるのはありかな。
166 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/10(木) 01:06:33 ID:9Zwtft680
この場合「思いついたアイディア」ではなくて「他人のアイディア(作品)」だからな
話にならん
167 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/10(木) 01:40:22 ID:KkSI3jDIO
小学生の頃から、花とゆめを読んでいた
だけど、はみだし〜は暗いので川原泉ばっかり読んでたかな
この機会に、はみだし読んでみようと思う
168 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/10(木) 01:48:33 ID:6NGXYGIzO
>>164 それ知った時ショックだったなあ。六角村のやつだっけ?
漫画はやっぱサブカルチャーって感じで低く見られてるから野放しにされてる
部分もあるんだろうけど金田一は「本格的なミステリ漫画」って売りだったし
一番重要ななトリックをパクるのだけは勘弁してほしかった。
169 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/10(木) 01:48:58 ID:0xPhnBhE0
大塚愛のやつも絶版・回収しろ
170 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/10(木) 02:02:31 ID:yv83jAZP0
金田一はダリオ・アルジェントからもパクってるよ
アルジェントのネタバレになっちまうから詳しくは言いたくないけど
金田一のトリックは、大半パクリだろ。
大体、週刊誌の連載で、そんなにほいほいミステリのトリックを考えつくもんか。
「はみだしっ子」、4人が医者の養子になるあたりまでは好きなんだけど、
グレアムが刺されて裁判でどーのこーの以降ははもうまともに読めなかっ
た記憶が。作者の持ってる毒気に当てられてしまった。
すごい作家だったと思うよ、三原氏。読者から「セリフが多すぎる」と
言われるとその倍ぐらいのセリフ書いたりして。またそれをフォローする
読者もいたしw あれだけの暴走を許した編集者もたいしたもんだ。…でも
彼女の病死を聞いた時は驚きというより、何となく納得するものがあったな。
このひと高校教師だったの?
著作に殺人犯が女の子頃してオッパイ切り取っちゃう
小説とかあるんだけど、大丈夫なの?
>172
彼女は自分の持っている「毒」を吐き出さずにはいられない、
描かずにはいられないっていうタイプの表現者だったよね。
飛鳥部は「新本格派」だそうだが、「創作活動」への思い入れというか
業の深さが、天と地ほどに違う。内容についてもまたしかり。
本人謝罪(・∀・)マダー
>>147 >あんな濃い面倒くさいファンが多い
という言葉を誇らしく感じてしまった。
イタくてすまん。
でも、本当にこの漫画は名作だと思ってるんだよ。
今回の件は今まで知らんかったが、パクリを暴いた同好の士に感謝する。
179 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/11(金) 04:09:45 ID:NqUXx6GU0
>>167 川原泉の頃は、ララに移っていなかったか。
180 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/11(金) 04:14:52 ID:lZZnNHTb0
ミステリで一番重要なトリックを盗んだ金田一がうやむやのままで
話の根幹には関わらない表現的な部分を盗んだ飛鳥部作品が
絶版になるのはどう考えてもおかしいな。どうせなら金田一も絶版に
すべきだろう。
あとついでだから海外作品からのパクリの目立つ
三原順のはみだしっ子も絶版にしていいんじゃなかろうか。
>>180 じゃ、比較サイトをまず作ってくれ。よろしく。
182 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/11(金) 07:02:44 ID:EG8pQ9ag0
強盗犯が捕まってないんだから万引きも大目にみろってか
作家もクソならファンもクソw
183 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/11(金) 07:14:14 ID:C0qyoA/G0
>>180 密室殺人物などに顕著だが、トリックが同じでも見せ方が違えば(手がかりの
与え方や伏線の張り方等が違えば)OK、というのは本格推理小説の読者なら
常識ではないか?
「同じ(or類似した)トリックを使う」というのと、「同じ(or類似した)表現
を小説中に使う」というのは峻別されるべきだ。
>>167 川原泉は、三原順を慕っていたので
三原が亡くなったときは、凄いショック受けてたとの話。
金田一の場合見せ方も変えてなかったから問題なわけで
>>184 ああ、そうなのか。
三原順と川原泉の作品は陰と陽で正反対だけれど、
でもどことな〜く似てるなと前から思ってた。
川原泉は三原順が病気なのに黙ってたのを怒ってたね・・
189 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/11(金) 15:49:56 ID:oNs0xvlU0
「素材カード」wwwwwwww
>>148 俺は末次と同じ誕生日だと知り、ショック受けたw
191 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/11(金) 20:37:59 ID:1vknCE4Z0
>>186 言い訳というか、密室トリックは出尽くしてしまったので仕方がない。
表現をパクる、というのとは話が別だよ。
193 :
名無しさん@恐縮です:2005/11/11(金) 22:27:32 ID:oNs0xvlU0
【オリジナル→安倍ぬすみ】
届けたいこと→届けたいコト
うれしい→ウレシィ
同じ夢を二人で見よう→同じ夢を一緒に見よう
優しい夜がつつむ→優しい夜がつつむの
【オリジナル→飛鳥部パク則】
ボクはボクを見張らなければ→私は私に、見張りを付けなければ
イエス・キリストはさ 笑った事があります?→イエス・キリストは笑ったことがありますか
ノッポには長いベッドを チビには短いベッドを→身長の高い人には長いベッドを、低い人には短いベッドを
微妙に言葉を変えているパクリ方がそっくりです。
パク則さんはぬすみさんにインスパイヤされたんでしょうか?
しかし先人のアイディアをパクったことにかわりはない。
少なくとも●●氏のアイディアを拝借しました
とでも、どこかに記しておくべきではあるな。
>>193 ぬっちの言い訳をパクったくらいだからねw
>>192 おまえが金田一も占星術も読まずに書いてるのはわかった
>>197 金田一は読んだことがないが、占星術は読んだ。
例えば、島荘の某長編に出てくる「死後硬直と拳銃」トリックには先例がある
(江戸川乱歩の「類別トリック集成」による)が、単に先行作品のパクリ、と
片付けて良いというわけではない。
推理小説のトリックは「特許」ではなく「科学的発見」のようなもので、誰かが
使ったからといって他の人が使うことができないわけではなく、同一トリックを
違うかたちで提供すれば良いだけの話。勿論、トリックの発見者としての名誉は
あるが、他の書き手を排除してトリックを占有的に使用する、ということはでき
ない。
というか、本格ミステリーの読者にとっては、これはマジで常識だぜ。
まあ、あまりに切れ味が鋭すぎるトリックだと、『赤毛(赤髪)連盟』や『アクロイド殺し』や
「折れた剣」(木の葉は森に隠せ)のように、先行作品のインパクトが強すぎて、同じ原理の
トリックを使った場合に「ああ、例のパターンの焼き直しね」と見なされてしまう場合もある。
これはこれで仕方がないし、そう見なされることが先行作品の作者に対する一種の名誉でもある。
俺も、既に使われたパターンの応用だけしかやろうとしない書き手よりも、上記のようなトリッ
クを一生に一度でいいから作ってみたい、そう考えてオリジナリティーを持ったトリックを作ろう
とする作者のほうが確かに好きだ。
>>198 金田一の某エピソードが占星術殺人事件の露骨で卑劣なパクリであることも
本格ミステリファンには常識なわけで。