自転車成年1000メートルタイムトライアル 在本、V2
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/nsf/oknews/0510/img/20051025093435.jpg 成年1000メートルタイムトライアルで2連覇を成し遂げた在本直樹=玉野競輪場
玉野市の玉野競輪場で成年、少年の計6種目があり、成年千メートルタイムトライアル
の在本直樹(玉野スポーツセンター)が1分8秒802で、2連覇を達成した。同ケイリンは
吉田康則(玉野スポーツ振興財団)が1回戦を突破し、26日の2回戦に進んだ。
ギア変更の賭け成功
バンクに吹き荒れる強風で、出場選手のタイムが伸び悩んでいた。成年千メートル
タイムトライアル。最終組で登場した在本は腹を決め、ある賭(か)けに出る。レース
直前、ギアを1段軽いものに取り替えたのだ。向かい風によるスピードダウンの影響を、
最小限にくい止めるのが狙いだった。この急きょ取り入れた作戦が当たった。
途中、何度か正面から風を浴びたが、ギアが軽いため、それほどペダルが重くならず、
タイムロスを防いだ。さらに「今日の状況ではタイムは上がらない。勝負に徹する」と
冷静だったのも奏功した。ただ1人1分8秒台で走り抜け歓喜のゴールイン。「この大会
で優勝することを夢見てやってきた。それが現実となり、たまらなくうれしい」。地元での
連覇達成を心底、喜んだ。
中学時代、父親とのトランプ勝負に勝ち、大好きな自転車を買ってもらったことで競技
を始めた。高校は自転車部のある県外へ進学。不慣れな寮生活で練習に集中できず、
当時の指導者から「このままじゃ通用しない」と言われ、悔しさから一念発起。ぐんぐんと
実力を付け、アマの第一人者に上り詰めてきた。
その競技人生も10回目の出場となる今国体で一区切り付ける。「国体は引退する。
ここで勝ってやめようと思っていた。最高の結果で締めくくれ、何も言うことはない」。
岡山が生んだトップスプリンターの表情は、目標を成就させた充実感であふれていた。
引用元
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/nsf/oknews/0510/20051025093435.html 日本自転車競技連盟 WEB SITE
http://www.jcf.or.jp/ 晴れの国おかやま国体
http://www.pref.okayama.jp/kokutai/