【野球】東北楽天、清原和博内野手の引退後に監督就任プランも

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245今日の日刊ゲンダイより
緊急寄稿・広岡達朗『清原で幻に終わった楽天再建構想』

楽天はどうすれば勝てるチームになるか。球団から全権GMを要請されたが断った。前回、
ロッテ時代のGM経験などから、辞退した。
しかし、新球団が窮地に陥っているのを見るのは忍びなかった。GMは引き受けないが、
球団のフロントと現場のポイントに適任者を配置して、それぞれの持ち場で勉強なさる
べきだと、アドバイスした。
田尾監督とも話した。田尾は成績とスタッフに責任を感じていた。しかし、初めての監督
で不備があるのは当然だ。問題は反省し、勉強する気があるかどうかだ。ボクは田尾に、
野球の勉強ができる人材を呼んだらやるか、と聞いた。やる気が確認できたので、契約期間
の3年はユニホームを脱ぐなと言った。
その時点で、ボクは来年の布陣をほぼ固めていた。コーチ、新戦力、外国人選手にも、メド
をつけていた。自分のコネクションで、協力を取り付けていた。
フロントにはチームづくりの一から教えた。人材育成のノウハウを具体的に教えた。いい人材
を取るためのスカウト部門の強化。育成のためのコーチ陣の強化。受け入れ態勢、つまり合宿
所や練習所の整備など、球団のバックアップのポイントを指摘した。
ベテラン選手はクビにしてもよい、しかし戦力状況と、新球団ということを考えるならば、
続投希望者には門戸を開き、秋季キャンプでテストして体力、気力を再度、判断して去就を
決める。秋季キャンプの仕込みが勝負だ―田尾監督にはそう話していた。