133 名前:U-名無しさん[sage] 投稿日:2005/09/12(月) 19:55:00 ID:qBSsVDvf0
501 名前: [sage] 投稿日:2005/09/12(月) 19:14:13 ID:kngn+ZUR0
彼は今もその日の始まりをよく覚えている。
当時、小学5年生だった彼は朝から違和感を感じていた。
いつもは窓を開けて手を振ることなどない母親が、自分の姿が見えなくなるまで手を振っている。
胸騒ぎを覚えたが、それは少年特有の恥ずかしさにすり替わった。
「母ちゃん、もういいよ。恥ずかしいから」
2限目だった。彼は「お母さんが怪我をした」と校長室に呼び出される。
母はビルの屋上に上がり、自らガソリンをかぶって火を放ち、そのまま飛び降りた。
福田健二宛に残された遺書には、たった三行だけ記されていた。
「好きなサッカーで
世界に胸を張れる
選手になって下さい」
福田は声を絞り出す。
「兄貴はこれからのこととか、大学を出て、とか原稿用紙3枚も書かれていたのに、なんで自分は3行、
しかもサッカーのことだけなのか、と悩みましたね。確かに、サッカーの練習だけは一度も休まなかったですけど。」
元グランパス福田 衝撃の過去
http://ex12.2ch.net/test/read.cgi/soccer/1126263993/