メキシコのプリメラディビシオンA(2部)前期リーグ第4節、福田健二の所属するイラプアトは
27日(メキシコ現地時間)、ホームでティグレス・ロス・モチスと対戦した。
ロス・モチスは第3節を終えた時点で1分け2敗の戦績。イラプアトが勝つ可能性は高いと見られており、
チーム自体も積極的に勝利を狙うという姿勢で試合に臨んだ。
しかし、前半10分にイラプアトのMFラソが退場となり、さらにその際のFKから
ロス・モチスに先制点を奪われた。その後もイラプアトは積極的に攻撃を展開したが、
これが逆にイラプアトDF陣の裏にスペースを作る原因となり、こうしたミスを利用した
ロス・モチスは前半36分までの間に、FWゴメスが2点を追加してハットトリックを達成し、点差は0−3。
イラプアトは後半40分、交代で入ったMFロメリーからのクロスを福田がニアサイドの空中戦で競り合い、
ヘディングでファーサイドへ決めて1−3とした。しかし、そのわずか4分後、またしても
ロス・モチスのゴールが決まり、試合は1−4のスコアでハーフタイムを迎えた。
後半に入ると、イラプアトは福田の1トップとトップ下のFWアルベスという形だった攻撃に
ブラジル人FWフェレイラを加えて2トップに修正、左サイドハーフにFWアルベスを置いた。
この入れ替えで、イラプアトはより効率的に攻撃チャンスを作り出すようになったが、
得点には至らず、逆にロス・モチスに最後の追加点を許し1−5の大差で敗れた。
フル出場を果たした福田は、チームの勝利にはつながらなかったものの、
イラプアトへ移って初めてとなる得点を決めた。この日の福田のシュート数は7本。
後半にも、左サイドのアルベスがファーサイドへ上げたクロスを福田がヘディングシュート。
ボールはゴールに入ったものの、オフサイドと見なされ惜しくも無効となった。
試合後、福田は「今回1点決めたことでようやく自分の中での開幕を迎えたという
気持ちになれた。これからも結果を出していきたい」と、さらなる得点に意欲を見せた。
そーす
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