ボルトンの中田英寿(28)が“恐怖のアウエー”と直面!中田は28日のウェストハム戦(アウエー)では
20人の遠征メンバーに選ばれたが、その存在を認められたことで別の問題を抱えることになった。
26日にUEFA杯1回戦(9月15、29日)の相手がロコモティフ・プロブディフ(ブルガリア)に決定したが、
同クラブのオーナーが25日にマフィアの抗争に巻き込まれて射殺されたことが判明。
治安状態を危ぐする声もあり、中田にとってもシビアな戦いになりそうだ。
デビューへの第1関門はクリアした。プレミアリーグ登録完了から一夜明けた26日。
MF中田はウェストハム戦の遠征メンバーに入り、チームバスでロンドン入りした。
アラーダイス監督は「中田をできるだけ長くチームと行動させて環境に慣れさせたい。
メンバーは疲労やケガ人の状態を見て決断する」と、試合直前にベンチ入り16人を決める方針だ。
今季開幕戦の13日アストンビラ戦の遠征メンバーは18人。今回は1週間で3試合の強行日程の
疲労も考慮され、20人が遠征に帯同した。今季初勝利を飾った24日のニューカッスル戦は
DFガードナーが右大腿部痛で欠場。本来はFWのペデルセンが左サイドバックに入るなど
台所事情は苦しく、中田がベンチ入りする可能性もある。
デビューへの確かな1歩を刻む一方で、危険なニュースも飛び込んできた。
UEFA杯1回戦の相手に決まったロコモティフ・プロブディフのゲオルギ・イリエフ・オーナー(39)が
25日夜、マフィアの抗争に巻き込まれ、胸に銃弾を浴びて射殺されたことが判明。
同オーナーは婦女暴行などで11年間も服役した前科があるが、UEFA杯1回戦進出を決めた試合の
終わった直後の銃撃事件は、ブルガリア国内に大きな衝撃を与えている。
ボルトンは29日の第2戦をアウエーで戦う予定で、ガートサイド会長は
「不安はある。治安を念入りに調査するつもり」とコメントした。今後も遠征に帯同すれば
中田も当然、危険と直面する。入団会見では「enjoy」を連発していたが、
加入早々、楽しんでばかりはいられない状況となってしまった
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2005/08/27/01.html