28日のPRIDEミドル級GP決勝大会(さいたま)の特別戦に出陣する
吉田秀彦(35)が、ムエタイ戦士ばりの『ひざ蹴り』を完全習得したことが
22日、明らかになった。タイでムエタイの技術を盗み、PRIDEミドル級王者
ヴァンダレイ・シウバ(29)=ブラジル=の元コーチも仰天するバランス感覚で
必殺兵器を完成。米UFCの喧嘩屋タンク・アボット(40)=米国=との試合では、
打撃戦を制してKO勝ちを狙う。
柔道王が必殺の飛び道具を身につけた。吉田が練習パートナーの持つミットに
鋭くひざを突き上げると、パートナーの体が思わず浮き上がった。
得意の投げ技、絞め技、関節技に加え、ムエタイ戦士を彷彿とさせるひざ蹴りを
マスターし、充実の表情を浮かべた。
「そろそろ打撃でKO勝ちしたいですよね」。03年8月のプロ転向以来、
柔道技でのギブアップ勝ちはあるが、打撃技でのKO勝ちはない。
ひざ蹴りに苦しめられ判定負けした4月のシウバ戦以来の再起戦では、ひざ蹴りで
初めてのKO勝利を奪ってみせる。
7月末にCM撮影を兼ねてタイに渡ってムエタイを観戦し、本場のひざ蹴りの
技術を盗んだ。今月1日には、シウバやショーグンにも教えた名伯楽セルジオ・クニャ氏
(32)と1年契約を結び、超一流総合格闘家の鍛錬法を学び始めた。
連日3〜4時間の猛げいこでシゴキ抜かれ、ブラジル流の食事法も伝授された。
早くも成果は出た。4月にミドル級(体重93キロ未満)で戦った男が、
今や105キロ前後まで増量。技の破壊力も増した。
ソース:SANSPO.COM 2005/08/23 ※一部抜粋
http://www.sanspo.com/fight/top/f200508/f2005082301.html PRIDE GRANDPRIX 2005 決勝戦
http://www.prideofficial.com/free/result/event/1120212599.html