【映画】大半の韓流映画、茶の間の話題をさらっても興行的には思ったほど振るわず

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2 ◆KOSTI/KK5w @片山木φ ★
>>1のつづき

韓国映画が一躍注目を集めるようになったのは1999年の「シュリ」からだが、
日本のマーケットで韓国映画が高騰し始めたのは2、3年前からという。
大作「シルミド」(2004年)、イ・ビョンホン主演の「甘い人生」(今年4月公開)、
「私の頭−」などはいずれも約3億円で買われたという。人気スターのビョンホンと
チェ・ジウが主演した「誰にでも秘密がある」(04年)は5億円以上に跳ね上がった。

出演の韓国スターは公開に合わせて相次いで来日し、茶の間の話題をさらっている。
しかし、作品が大ヒットしているかというと必ずしもそうではない。

日本での韓国映画歴代興収トップは、若手人気女優チョン・ジヒョン主演の
「僕の彼女を紹介します」(04年)の20億円。「シュリ」(18・5億円)、
「ブラザーフッド」(15億円、04年)、「JSA」(11・6億円、00年)などが
10億円を突破している。しかし、期待された「甘い−」が6・5億円どまりなど、
ほとんどの韓国映画の興収は1ケタ台。上映する映画館の数や公開期間によって
興収は変わるが、配給会社の当初の思惑より興収が低いものが多い。
このため、DVD・ビデオ発売などの2次利用によってなんとか回収しようと必死という。

韓国映画事情に詳しい関係者は「韓国俳優のギャラが高くなり、所属事務所が
製作に名を連ねて製作費の一部を持っていくのも高騰した理由。ブーム以前から
地道に買い付けていた独立系の映画配給会社が、韓国映画を見放して
撤退するようになれば、自分たちで作り上げたブームを自らつぶすことになる」と
警鐘を鳴らしている。

【了】