【芸能】兵藤ゆき（通称 ゆき姐）エッセー 「成長のチャンス」

ニューヨークから日本に帰ってきて東京に仕事などで用事があるとき、私と息子はたいてい東京の友人の家に泊まっている。
夫が日本に戻ってくると、マンスリーマンションを借りるのだが、息子とふたりだけだとちょっと寂しいので、
友人の「東京に来たら、うちを拠点にしていいよ」の言葉に甘えて、もう９年ほど世話になっているのである。
友人の家にも、息子と同じ年（９歳）の女の子がいる。
近所にも、同じ年くらいの子どもがたくさんいる。
友人も彼の妻も、日頃から近所の子どもたちの面倒をとてもよくみていて、そんな子どもたちが何人も家に遊びに来ていることがよくある。

その中のひとりの男の子が、愛知万博に行くため、名古屋の私の実家に３泊４日で来ることになった。
彼は去年の３月、父親の仕事の都合で東京から熊本に引っ越して行った。
夏休みになって、東京の友人たちに会うため、母親と妹とともに上京してきたのだ。
そして、３週間ほど何人かの友人の家に、私たちのように泊まっていくのである。
久しぶりに会ったうちの息子に万博行きを誘われ、彼はとても喜んでくれた。
（以下略）

http://www.asahi.com/edu/column/ikuji/TKY200508170418.html