【高校野球】投打に“おかわり”　青森山田・柳田選手

１７４センチ、９７キロの巨体から繰り出した、スマートな快投劇。“青森のおかわり君”こと
青森山田・柳田が、１０奪三振、無四球３安打完封で勝利に導いた。

　「思い切ってストレートを投げ込みました」。九回でも球威は衰えず、１４０キロ台を維持。
三塁を踏ませたのは一度だけだった。八回には、バックスクリーン右へ高校通算３６本目と
なるソロアーチ。自らダメを押し、スラッガーとしての才能もアピールした。

　３季連続出場の甲子園だが、今春のセンバツは沖縄尚学に３―１６で大敗。大阪に住む父・
平三郎（５７）さんに「もう投手外されるかもしれない」と電話で弱音を吐いたこともあった。

　それ以後、柳田のストイックな試みが始まった。練習後のジム通いや、走り込み。大好きな
ことも控えた。「あいつを見ると、いつも何か食べている」とチームメートも証言する大食漢が、
食事制限に取り組んだ。

　甲子園に来てからは、他の部員はご飯５杯のノルマがあるが、柳田は２杯までに制限。大好きな
菓子もやめ、野菜摂取量を増やした。その結果、３キロの減量に成功。体にキレが生まれ、会心の
投球につながった。

　「お山の大将だったが、上には上がいることを学んでくれた」と、目を細める渋谷監督。「これからも、
一つ一つ勝っていきたいです」と無欲の柳田。おかわり君が、“おかわり返上”で、夏制覇を目指す。

http://www.daily.co.jp/hsbaseball/2005/08/13/183332.shtml

【高校野球】大会第７日目の結果　樟南・高陽東・鳴門工・青森山田が３回戦へ[08/12]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1123838128