【野球】北海道日本ハム、札幌地区の視聴率で巨人を逆転

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全国的にも読売ジャイアンツの人気が高い地域といわれた北海道。
昨年、日本ハムファイターズが本拠地を移してから、大きな変化が見られる。
ペナントレースは折り返し地点を通過し、両球団ともBクラスに低迷しているが、
今年の札幌地区のナイター平均視聴率(ビデオリサーチ調べ)では、ついに日ハムが巨人を逆転。
日ハムの地道なファンサービスが実を結んでいる。

01、02年と札幌地区で日ハム戦はナイターで中継されていなかった。
03年は放送されたものの、年間平均視聴率3.9%。
しかし、移転した04年は9.7%にまで跳ね上がり、
今年(6月23日までのデータ)は12.6%を記録し、巨人戦の10.7%を上回っている。
04年移転と同時に日ハムはファンサービスの強化を掲げて、球団にファンコミュニティーサービス部を設立した。
札幌ドームで土曜、日曜、祝日に選手のサイン会を開催。昨年のスト期間にはヒルマン監督自らサイン会を開いた。
オフシーズンには札幌、網走、根室、函館など道内各地のイベントに選手とコーチが約50回出演。
今年も5月の練習日に、選手が札幌の小学校を訪問するなど努力を続けている。

日ハムとは逆に巨人の人気は下降線だ。全国的に落ちているといわれるが、道内ではさらに顕著だ。
長嶋監督が最後に指揮を執った01年には、札幌地区の年間平均視聴率(巨人戦はナイターのみ)は16.5%と、
関東地区の15.1%より高かった。しかし、昨年は、関東の12.2%に対し、札幌は11.8%。今年はさらに差が開いた。
巨人にとって北海道は特別な地域だ。42年から年1度、来道し、ホームチームとして試合を行ってきた。
札幌円山球場(札幌市)でデーゲームが行われたときには、仕事や学校を休んでまで、観戦に行ったファンもいたという。
今月12、13日と札幌ドームで行われた巨人中日戦。今年から観客は実数発表に切り替えられたが、
満員43000人に対して、32287人、30885人と空席が目立った。

917人の会員を抱える日本ハム私設後援会・江別ファイターズクラブの事務局長を務める立本英之さんはこうみる。
「会員のほとんどは元巨人ファン。日ハムと巨人とはファンサービスが違う。
日ハムの選手のコメントには道民意識を感じられる。だからファンが増えていると思う」

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news01.asp?kiji=9039