http://xtp0001.s3.x-beat.com/cgi-bin/up/source/Sonata_15129.jpg 正月にハワイを訪れる芸能人の取材を終えて帰国した後輩記者から
「巨人のある選手に名刺を引きちぎられ、目の前で捨てられました」
との話を聞いた。
その選手は、元アナウンサーでタレント活動もしている妻と焼肉店で
食事をしていた。2人に少しだけ話を聞こうと店の外で待った。
食事を終え、出てきた2人はファンに囲まれ、写真撮影に応じていた。
ひとしきり終わったところで、取材を申し込もうと名刺を差し出したら、
いきなり破られて地面にたたきつけつけられたという。
「オフなんだから取材するなよ!」。にらみつけてきた。去り際に「もう
1枚名刺よこせ。巨人担当の記者に『こんな失礼なやつがいた』と言って
おくぞ」とすごんだという。
休暇を楽しんでいる時に突然取材を申し込まれて困るのは当然かもしれない。
しかし記者は、無断で写真をいきなり撮ったわけでもなく、名刺を差し出し、
丁寧にお願いしただけだ。断られれば、食い下がる気持ちなど毛頭なかった。
記者じゃなければ、こんな場面には遭遇しないかもしれない。ただ、社会人として
普通のやり取りもできない選手が、先輩面してベンチにいる。王さんも長嶋さんも
松井選手のような人もいない。そう思うだけで、個人的なつながりは切れた。
そんなことも、巨人の人気低迷の遠因かもしれない。