第9ステージは、超級カテゴリーの峠を3つ超える山岳ステージで、昨日好調な走りを見せたアイトール・
ゴンサレス(スペイン、エウスカルテル)が、最後の峠でアタックし、ステージ優勝をあげた。総合トップだった
マイケル・ロジャース(オーストラリア、クイックステップ)は48秒遅れでゴールし、36秒差で総合4位に
つけていたゴンサレスが逆転で総合優勝となった。
(中略)
ゴンサレスは、先頭を走っていたコルド・ヒル(スペイン、リベルティセグロス)ら3人を捕まえた。ゴンサレスは
ロジャースに1分06秒差をつけて頂上を越え、ゴールまでの24kmをひた走り、そのまま逃げ切りゴールした。
2位には、46秒遅れでフランク・シュレック(ルクセンブルク、CSC)が入った。
リーダージャージのマイケル・ロジャースは、下りで差を縮めたものの48秒遅れでゴールし、36秒差で
総合4位につけていたゴンサレスに最終日で総合優勝を奪われてしまった。ウルリヒは1分42秒遅れて
ゴールし、総合3位に入った。
2002年にブエルタで総合優勝して以来、体調を壊したりして、あまり目立った成績をあげられなかった
ゴンサレスは、「勝つためにはリスクを負わなければならなかったけど、可能性があるのは分かっていた。
最後の上りまで待っていたんだ。最後はとても辛かったけど、ゴールラインを超えたとき、とてもうれし
かった。ここ数年、色々問題があったからね。僕は調子を取り戻して、山岳では以前より強くなっている
けれど、タイムトライアルはまだ2002年のレベルにまで達していない。土曜日のレースが精神的にとても
重要だった。ロジャースとウルリヒから1分タイムを稼いだし、それが僕にアタックする自信を与えたんだ」
とコメントした。
3位に入ったウルリヒは、「全体的には満足している。予想通りの展開だった。僕はまだ100%じゃないし、
ツールまでまだ2週間もあるから、万全である必要もない。僕はまだ改善していかなければならない」と、
本番のツールに向けてこれから調子をあげていく。
一部省略しています。詳しくはリンク先を参照してください。
http://www.cyclingtime.com/modules/wordpress0/index.php?p=709 ツール・ド・スイス公式サイト(ドイツ語かフランス語)
http://www.tds.ch/