阪神、交流戦後をにらみローテ再編

交流戦後は「井川ローテ」で再点火だ。阪神がエース井川を３１日のソフトバンク戦（甲子園）から
火曜日に起用することが２３日、濃厚になった。来月２１日、セ・リーグ再開初戦での中日たたきを
にらんだ措置だ。そのため２４日からのオリックス３連戦からローテーションを再編。杉山と井川が
１日前倒しで第１、２戦、６連敗中の福原が中８日で第３戦に回る。

３６試合の長い交流戦もまだ折り返し前。だが首脳陣の目はすでに１カ月先にも向いている。
いきなり昨季セ覇者との対決が待ち受けるからだ。今季２勝４敗の天敵。目下４連勝中と調子を
上げてきた井川に、リーグ戦再開の大事な一戦を託すことになった。

勝てない福原も再編の一因。４月２６日から火曜日の先発を務めてきたが４戦全敗。このまま
「火曜」を任すわけにいかない。今週は調整のために登板日を２日ずらす。２４日の
オリックス戦（倉敷）は福原に代わり杉山。そして井川が第２戦。井川は翌週も中５日で火曜日に
繰り上がる。不調が続いていた井川のカード初戦登板は、４月１日の開幕日以来だ。

この日、岡山県営球場のブルペンで５０球を投げた井川は「２５０球も投げちゃいましたよ」と
好調からか口調も滑らか。久保投手コーチも「（３連戦の）頭はいつでも勝ちたい」と初戦の重要さを
説いていた。

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