阪神・浜中おさむ外野手(26)が、交流戦終了後に一塁守備に就くプランが浮上した。
岡田彰布監督(47)は23日、浜中に一塁ミットを作らせたことを明かした上で「何があるか
分からんからな」と、一塁起用の可能性を示唆した。浜中は1軍復帰後、代打、DHで無類の
勝負強さを発揮。将来も見据えて右翼だけでなく、出場機会の幅を最大限に広げながら、
完全復活への道を歩む。
ここぞの場面でのひと振りが、必ずチームを勝利に導く。交流戦での猛虎の躍進ぶりを、浜中の
活躍抜きに語ることはできない。
虎党を感動の渦に巻き込んだあの復活劇から半月あまり。今や浜中はチームにとって、
覇権奪回に欠かすことのできない戦力となった。周囲の予想をはるかに上回る右肩の回復ぶり。
しかしそれは必然、こんな懸案事項を生む。
交流戦終了後も、何とか浜中を代打だけでなく、1打席でも多く起用できないものか―。そこで
浮上したのが、右翼より肩の負担が少ない一塁での起用プランだ。
これは決して外野手をあきらめてのものではない。もちろん右翼での復帰が大前提。そしてその
ステップの一つとして、まずは一塁守備を視野に入れながら、出場の幅を最大限に広げようという
前向きなプランだ。
04年暮れに、右肩の手術後初のキャッチボールを行った。現在は守備練習にも精力的に
参加している。外野守備の後に目慣らしのため一塁ノックを受けるなど、来るべき日に向けて
準備着々。南部高時代は投手兼任。野手として入団後に三塁をこなした経験もある。
「代打で出て、そのまま残せたら大きいよ。1打席増えるわけやからな」と岡田監督。代打出場の
後、そのまま一塁守備へ。となれば2度目の打席が巡ってくることになる。そして無類の勝負強さを
発揮する機会をより増やせる。
浜中は交流戦開幕後に、一塁ミットを発注。すでに手元に届いており、現在は入念な“慣らし”を
行っている段階だ。6連戦明けのこの日は休日。ホテルの自室で疲れを癒やし、24日の
オリックス戦(倉敷)に備えた。
※全文はリンク先参照
http://www.daily.co.jp/baseball/2005/05/24/173799.shtml