テレビ朝日の「スーパー戦隊シリーズ」が今年で放送開始から30周年を迎えた。
75年開始の「秘密戦隊ゴレンジャー」以来、ほぼ毎年1作品を制作してきた、
他に類を見ない超長寿番組。現在放送中の「魔法戦隊マジレンジャー」は、
日曜朝7時半にもかかわらず、視聴率約8%をキープし、玩具など関連商品の売り上げも
好調だ。93年からは米国で「パワーレンジャー」と名前を変えたリメーク版の放送が始まり、
戦隊シリーズの吹き替え版と合わせ現在では世界約50カ国で放送されている。
29作目となるマジレンジャーは、正義の魔法使いの5人兄弟が、魔法の呪文を唱えながら
悪を倒す設定。「家族愛」「兄弟愛」を前面に押し出し、女児も楽しめるファンタジックな作風だ。
テレビ朝日のプロデューサー、ヘドウィック・シュレックさんは「トレンドを探るため、
常に雑誌などで子供たちにアンケートを行っている。映画『ハリー・ポッター』の影響か、
昨秋の企画段階で魔法をモチーフにする案が上がってきた」。子供をめぐる犯罪増加や
家庭崩壊なども意識し、「兄弟や家族っていいな、と思ってもらえるものにしたい」と言う。
視聴率は今月1日には歴代最高の9・2%を記録。12歳まででは24・4%。
主題歌もオリコンチャートで15位まで上昇し、過去最高のヒットとなった。またここ数年、
永井大、金子昇、玉山鉄二ら新人俳優の登竜門としても定着。休日に全国各地で開かれる
イベントも大盛況という。
ソース:MSN-Mainichi INTERACTIVE 2005/05/23 配信記事より抜粋
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/tv/news/20050523ddm012200053000c.html 魔法戦隊マジレンジャー
http://www.tv-asahi.co.jp/magi/