レスリングの男女合同合宿(東京・国立スポーツ科学センター)が4日公開され、
激励に訪れた日本協会・福田富昭会長(63)は今年施行の新ルール対策として、
大相撲の大関栃東が所属する玉ノ井部屋への“出げいこ”と特別指南役招へい計画を
明らかにした。異種格闘技の“強力タッグ”でお家芸完全復活を目指す。
相撲に学べ。アイデアマンの福田会長が新たな秘策に打って出る。レスリングは
今年からルールが大幅変更。従来は3分×2ピリオドの合計6分間で戦っていたが、
現在はテニスと同様のセット制に。わずか2分間のピリオドごとに勝者を決め、2ピリオドを
先取した選手が勝つ。先手必勝の新ルールだ。
「相撲と同じ。ゴングが鳴ったらすぐ攻めないとダメ。スタミナより瞬発力だね」
そこで親交のある大相撲の玉ノ井親方(元関脇栃東)へ協力を要請する。立ち合いからの
いっきの攻めを理想とする相撲の戦法を学ぶため、大関栃東のいる玉ノ井部屋(東京・足立区)へ
出げいこを慣行。親方には全日本合宿に出張指導をこう。福田会長は「レスリングの
マットも丸いし、ちょうどいい」。
吉田沙保里、浜口京子らの活躍でアテネ五輪で金2銀1銅3のメダルを獲得した
日本レスリング。大相撲の極意をとり入れ、新ルール下での覇権を狙う。
引用元
http://www.sanspo.com/morespo/top/more200504/more2005040504.html お家芸...