国体が2006年(兵庫県開催)から改革されることを受け、日本サッカー協会が年
齢区分の変更を、日本体育協会(体協)に申請する方針を固めたことが1日、分か
った。
申請が体協に認められれば、国体に舞台を借りて、日本サッカー界では初めて
のU-16(16歳以下)年代の国内大会が実現されることになり、選手育成の大きな一
歩が踏み出される。
U-16という年齢区分が国内大会に普及すれば、サッカーの国際基準にも見合う。
日本の高校生相当年代であるU-18には世界選手権が存在しない。世界レベルを実
感するための最年少年代の舞台としては、U-17世界選手権が2年に1度開かれて
おり、その予選を兼ねて前年にU-16の各国代表で争うアジア選手権が行われる。
U-16日本代表は、静岡で昨秋行われたアジア選手権では前回大会に続いてグ
ループリーグ敗退。U-17世界選手権にも、ホスト国として出た1993年を含めて3回
だけしか出場できないなど、“アジアの壁”に苦しみ続けている。
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050402i501.htm#