◇県、市に最大13億貸し付け
昨年末に終了した高崎競馬について、今月末に解散する県競馬組合の最後の定例議会が14
日、県庁で開かれ、昨年度決算と今年度補正予算が可決承認された。これまでの累積赤字
額が計58億1158万円に上り、組合解散に伴う精算に総額61億5700万円が必要
なことが明らかになった。
今年度の競馬事業は昨年末まで53日開催で、高崎競馬の発売額は33億1546万円
(前年同期比93・5%)。全体の収入見込額は39億1618万円、支出見込額は46
億3371万円で、単年度収支は7億1753万円の赤字になる見通し。
精算には、前年度までの累積赤字に今年度の赤字見込額と競馬関係者への生活再建支援
金や組合職員の退職手当などの関連経費を加えた61億円以上が必要。これを県が約48
億1016万円、高崎市が約13億4684万円をそれぞれ負担する。負担が大きくな
る同市に対し、県は市町村建設事業資金貸付金で最大13億円を貸し付けた。
組合管理者の小寺弘之知事は、議案説明にあたり「出来る限り関係者の再就職支援を続け
たい。解散後は跡地利用が課題」と述べた。
ソース:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050315-00000107-mailo-l10