棋戦名:お好み対局
先手:石山 永一郎 (共同通信記者)
後手:ガリ・カスパロフ(チェス世界チャンピオン)
対局日:1999年6月
対局場:モスクワ市内『カスパロフ邸』
▲7六歩 △3四歩 ▲2二角成 △同 銀 ▲2六歩 △7四歩
▲2五歩 △3三銀 ▲7八金 △7三桂 ▲8八銀 △8四歩
▲7七銀 △8五歩 ▲4六角 △6二銀 ▲6六銀 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8一飛 ▲7七桂 △4四角
▲7五歩 △同 歩 ▲同 銀 △7六歩 ▲7四歩 △7七歩成
▲7三歩成 △7八と ▲6二と △同 金 ▲2四歩 △9九角成
▲2三歩成 △8七飛成 ▲3三と △同 桂 ▲2一飛成 △6八金
▲4八玉 △5二金寄 ▲3二銀 △4二金寄 ▲4一銀成 △同 金
▲3二銀 △6七龍 ▲7三角成 まで
51手で先手の勝ち!
【解説】
03=カスパロフ氏のリクエスト
10=ナイトをまず前線に出そうとするチェスの発想。
カスパロフは途中からナイトに比べての桂馬の弱さに気づき、とまどう。
22=石山記者「飛車が死ぬ横歩は取らず、角の利きを外した8一まで当然の手のように
引いた。一番印象に残った手です。」
28=見事、急所に歩を打ち下ろす。