【デーブ大久保】野間口の意識の低さにガッカリ
両軍とも期待の若手が続々と登場しました。中でもソフトバンク先発の寺原、巨人1、2番手の真田、
野間口に注目していましたが、結論をいうならガッカリでした。
気温8.3度、8.4メートルの強風という悪条件の中、投げづらかったのは分かります。ただ走者が
出てもクイックはできない。けん制で塁にくぎ付けにしようという意識も見られない。まさかもう先発で
投げさせてもらえると思っているわけではないでしょう。彼らが目指すのは一軍枠。そのためには常
に走者のいる場面で登板させられるための練習をしておかなくてはいけないのです。
アマ時代に150キロを出したといっても体は車でいうなら3000cc程度。プロには6000ccクラスが
ゾロゾロいます。ようやく3ナンバーになった国産車がベンツに対抗しようとしてもボディーにガタがくる
だけです。野間口などは気持ちが焦るために肩が開いて、球がシュート回転していました。
4000、5000ccとチューンアップしていく中で、今のボディーでできるから始める。点差の競った中
盤のピンチでリリーフし、いかに切り抜けるか…。このイメージを頭にたたき込まないことには、将来の
エースどころか、プロでは投げる機会さえもらえません。
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200502/bt2005022105.html