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新生なでしこ圧勝、“新星”宮間あやが北京の星だ

新生なでしこ発進！　サッカーのキリンチャレンジカップ２００４（１８日、西が丘）で日本女子代表が台湾女子代表と対戦し、
１１−０で大勝。先月就任した大橋浩司監督（４５）の初さい配となったアテネ五輪後の初戦を飾った。五輪８強のメンバーから
６人が入れ替わった新生・大橋ジャパンの中で、２得点２アシストのＭＦ宮間あや（１９）＝岡山湯郷＝ら、０８年北京五輪への
新戦力が飛び出した。

　新生なでしこに“新星”が現れた。右サイドＭＦで先発出場した１９歳の宮間だ。豊富な運動量で台湾の左サイドを制圧。
サポーターたちの視線を巧みなドリブルで、くぎ付けにした。

　「周りがうまい選手ばかりだったので、すごく楽しんでやらせてもらえました」

　前半８分、同２０分にゴール。同３９分にはＦＷ沢の歴代最多となる代表通算４９ゴールをアシストした。本来はトップ下。
アテネ五輪では直前で落選したものの、大橋監督がその潜在能力を見抜いて右サイドで起用した。前半のみの出場で
２得点２アシスト。大橋監督は「持ち味を出してくれた」と満足げ。レギュラー定着へ猛アピールした。

　アテネ五輪でベスト８に入ったなでしこジャパンは、メダル獲得を目指す０８年北京五輪へむけ先月、大橋新監督が就任。
この日は、アテネ五輪には出場しなかった６選手がピッチに立つなど、生まれ変わった。宮間にとっても、シンデレラストリー
の始まりだ。

　現在の所属は岡山湯郷Ｂｅｌｌｅ。岡山県美作町の温泉地・湯郷温泉の街にあるチームで、Ｌ２（２部）に所属する。宮間は
高校卒業と同時に入団し、町役場で週５日勤務しながらプレー。今季Ｌ２優勝の原動力となり、来季女子リーグの最高峰
Ｌ１昇格へ導いた。

　「あした（１９日）は練習試合があるんです。仕事もすぐ始まります」と宮間。０７年Ｗ杯、そして０８年北京五輪へ。
新星は輝き続ける。

http://www.sanspo.com/soccer/top/st200412/st2004121903.html