人身事故を起こして現行犯逮捕され、現在拘置中の俳優・萩原健一容疑者(54)が
途中降板した映画「透光の樹」(根岸吉太郎監督、公開中)の出演料をめぐって
製作関係者をどう喝したと一部で報じられた問題で31日、担当プロデューサーが取材に応じ、
法的処置を取ることを明らかにした。同作の岡田裕プロデューサーによれば、
ショーケンの今作のギャラ1500万円をめぐって、半分の750万円が撮影前、製作委員会から支払われた。
同委員会は降板に伴い返還を要求したが萩原本人に返す意思はなく、
逆に同プロデューサーに全額を払わなければ「警察や暴力団にも頼んでやっつける」
などと脅しとも取れる電話が掛かってきたという。
岡田氏は「電話の声は興奮し、非常にエキセントリックで高圧的だった。
詳細は今後の係争にかかわるので言えない」
と恐喝罪などで刑事、民事の両方で訴える方向であることを説明した。
同氏はショーケンとも長い付き合いがあっただけに「私の知る限り、彼が運転しているのを見たことはない。
この降板もなければ交通事故も起きていなかったかもしれない。気の毒だ」と心配な表情をのぞかせながらも、
不快感は消えていない様子だった。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/oct/o20041031_70.htm